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セリフ集 CHAPTER2 利用する者される者 THE MANIPULATOR & THE SIBSERVIENT

ファイナルファンタジータクティクス攻略 セリフ集 CHAPTER2 利用する者される者 THE MANIPULATOR & THE SIBSERVIENTを掲載しています。
台詞集
オーボンヌ修道院
剣士ガフガリオン:なンだ、ラムザ、さらっていった奴を知っているのか?
剣士ラムザ:…………。
騎士アグリアス:オヴェリア様を連れているのだ、そう遠くへは行けないだろう。
剣士ガフガリオン:追いかけるつもりか?
騎士アグリアス:当然だ! このままでは王家に対して顔向けができん!
剣士ガフガリオン:オレたちは手伝わンぞ。契約外だからな!
騎士アグリアス:正式な騎士でもない輩の手助けなどこちらから断る!
騎士アグリアス:自分の失敗は自分の力で補うのが騎士というもの。これは我々護衛隊の役目だ!
騎士アグリアス:行くぞ、ラヴィアン、アリシア!
騎士アグリアス:大丈夫ですか、シモン殿!
神学者シモン:…姫は、姫はどうなされた?
騎士アグリアス:申し訳ございませぬ。オヴェリア様は必ず私が…!
神学者シモン:い、いかん…、それでは…アグリアス殿が……。
騎士アグリアス:心配召されるな。騎士の名誉にかけてお助けすることを誓いますッ!
剣士ラムザ:僕も、僕も行きます! 足出まといにはなりません!
剣士ガフガリオン:何を言ってンだ! オレたちには関係ねぇことなンだぞ!
剣士ラムザ:確かめなきゃいけないんだ! この目で確かめなきゃいけないんだ!
剣士ガフガリオン:…さっきの小僧か?
剣士ガフガリオン:チッ、仕方ねぇなぁ。どうなっても知らンぞ、オレは…!
貿易都市ドーター
騎士らしき男:…首ひとつにつき500ギル出そう。そうでどうだ?
傭兵:ダメだ。話にならん。2000だ。首ひとつ2000だ。
騎士らしき男:貴様たちを”異端者”にするのは簡単なことなんだぞ。
傭兵:オレたちを脅す気か? …1000ギルでどうだ?
騎士らしき男:700だ。それ以上は出せん。
傭兵:わかったよ。それで手を打とう。
騎士らしき男:よし。やつらはすぐにやってくる。一人残らず殺すんだ。いいな。
騎士らしき男:フン。噂をすればなんとやらか…。
騎士らしき男:よし、やつらがターゲットだ。しっかりやるんだぞ!
傭兵:あいつはガフガリオンじゃねぇか! くそッ! 700じゃ少なすぎだぜ!
剣士ガフガリオン:チッ、待ち伏せか! ご苦労なこったぜ!!
騎士アグリアス:嫌なら帰ってもよいのだぞ。
剣士ガフガリオン:金にならンことはしない主義なンだがま、これはサービスだな!
騎士アグリアス:恩着せがましいことを!

▲勝利後
騎士アグリアス:こんなところで時間を費やしている場合ではない…。
騎士アグリアス:早くオヴェリア様をお助けせねば…。
剣士ガフガリオン:どこへ行こうっていうンだ。どこへ逃げたかわからンだろうが?
騎士アグリアス:奴らが逃げるところは1ケ所だ。あそこに決まっている!
騎士アグリアス:難攻不落の要塞…、ベスラ要塞だ。
剣士ラムザ:ベスラ要塞……。
アラグアイの森
ブラックコブリン:ゴブゴブ! ゴブゴブゴブッ!!
チョコボ:ク、クェーッ!!
ゴブリン:ゴブゴブーッ!!
騎士アグリアス:こんなところにチョコボが!
剣士ガフガリオン:ゴブリンの森に迷い込むとはマヌケなチョコボだぜ!

剣士ラムザの選択肢
1.早く森を抜けなければ…。
2.大事な戦力になるかも?

1選択時
剣士ラムザ:こんなところで無駄な時間を費やすわけにはいかない。
剣士ラムザ:早く森を抜けなければ…。
剣士ガフガリオン:まったくそのとおりだ。金にならんことはするもんじゃない。
騎士アグリアス:可哀想だが、今はオヴェリア様をお救いするのが先決だ。すまない。

2選択時
剣士ラムザ:飼い慣らされたチョコボより野生のチョコボの方が強いって、以前、ディリータが言ってたっけ。大事な戦力になるかも?
剣士ガフガリオン:助けるつもりか、ラムザ? 金にはならんぞ!
騎士アグリアス:オヴェリア様をお救いするのに役立つかもしれないが……。

▲チョコボがやられた時/戦闘勝利後に生存時
チョコボ:ク…クェーッ!!

▲選択肢2を選択時にチョコボがやられた時
剣士ラムザ:しまった!!(GAMEOVER)

▲戦闘勝利後
剣士ラムザ:無事なようだな。
剣士ガフガリオン:よかったな、おまえ。ラムザに感謝しろよ。
ゼイレキレの滝
北天騎士団騎士:もう、あとがないぞ! 観念するんだな!
北天騎士団騎士:おとなしく王女を引き渡すんだ。そうすれば、おまえの命だけは助けてやろう!
騎士ディリータ:白々しいウソを! おまえたちの目的は王女の生命だろ?
騎士ディリータ:王女を殺害したとき、その真相を知るオレを、このまま生かして帰したりはしないはず!
北天騎士団騎士:何をバカなことを! 我々は王女を助けに来たのだ!
北天騎士団騎士:何故、王女の生命を狙わねばならん? 貴様たちゴルターナ軍に王女を渡すわけにはいかんのだよ!
騎士アグリアス:オヴェリア様ーッ!!
王女オヴェリア:アグリアス!!
北天騎士団騎士:チッ! 余計な連中がやってきたか!
北天騎士団騎士:ガフガリオン! そいつらを殺せッ!! 一気にカタをつけるぞッ!!
剣士ガフガリオン:どういうことか、よくわからンが、これも契約だ。仕方ないな!
騎士アグリアス:ガフガリオン、貴様、裏切る気かッ!!
剣士ガフガリオン:裏切る? とンでもない。こいつらはホンモノさ。
剣士ガフガリオン:オレたちの仕事は、お姫さまが”無事に”誘拐されるようにすることだ。
剣士ガフガリオン:そして、こいつらの任務は誘拐したやつらを口封じのためにここで始末することなのさ!
騎士アグリアス:どういうことだ?と 誘拐が狂言だとでもいうのか??
剣士ガフガリオン:邪魔なンだよ、そのお姫さまはな!
剣士ガフガリオン:正統の後継者はオリナス王子だけでいいんだ。お姫さまが生きていると担ぎ出すヤツがあらわれるからな!
騎士ディリータ:どうせ殺すことになるのなら役に立ってもらおう…。
騎士ディリータ:ゴルターナ軍に誘拐されたことにしてそのまま殺してしまえば、邪魔なライバルを失脚させることができ、
騎士ディリータ:邪魔なお姫さまも処分できる…。ラーグ公が書いたシナリオはそんなところだろう。
騎士ディリータ:…いや、そのシナリオを書いたのはきっとダイスダーグだな。
騎士ディリータ:ラムザ おまえもそう思うだろ?
剣士ガフガリオン:そういうわけだ、ラムザ。こいつらを皆殺しにするぞ!
剣士ラムザ:また、力の弱い者を犠牲にしようというのか……。
剣士ラムザ:…そんなことを許しはしない! これ以上、ティータのような犠牲者を出してはいけないんだッ!!

▲戦闘中
剣士ラムザ:ディリータ! 生きていたのか、ディリータ!
騎士ディリータ:こんなところで再会するとはな! あいかわらず兄キたちの言いなりか?
剣士ラムザ:ばかな! 僕は何も知らない! こんな計画なんて知りもしない!
剣士ラムザ:それより、ディリータ、きみこそ兄さんたちの計画に加担しているのか!?
騎士ディリータ:冗談を言うな! オレはお姫さまを助けにきたのさ!
騎士ディリータ:お姫さまを利用しようというやつらの手から、お姫さまを自由にするためにな!!
剣士ガフガリオン:ウソを言うンじゃねぇ! おまえも雇われたンだろ?
剣士ガフガリオン:金のために王女誘拐という仕事を請け負ったンだろ! 今さらシラを切るンじゃねぇッ!!
騎士ディリータ:貴様と一緒にするな! 金のためにやっているわけではない!
剣士ガフガリオン:じゃ、誰だ? オレの仕事を邪魔するヤツは?
剣士ガフガリオン:計画をかぎつけたガキが正義感に駆られて王女を救出に来たとでもいうのかッ!?
剣士ガフガリオン:おまえは誰に雇われている? 誰からこの計画を聞いた? 言えッ!
騎士ディリータ:それは貴様の知るところではない!

王女オヴェリア:貴方は何者なの? 味方、それとも敵?
騎士ディリータ:あなたと同じ人間さ!
騎士アグリアス:オヴェリア様ッ! 今、お助けいたしますッ!!
剣士ガフガリオン:そうはさせるか!
騎士アグリアス:自分が何をしようとしているのか貴様はわかっているのかッ!?
騎士アグリアス:オヴェリア様は養女といえども王家の血筋。そのような方を貴様は手にかけようというのだぞッ!
剣士ガフガリオン:ああ、わかっているさ! よぉく、わかっているとも!
剣士ガフガリオン:王女といえども邪魔なら排除される! それが頂点に立つ”王家の血筋”ってヤツなンだろ?
騎士アグリアス:貴様ッ、オヴェリア様を愚弄するか!
剣士ガフガリオン:邪魔なら殺される…、オレたち平民と変わらんってことさ!
剣士ガフガリオン:違うのは、おまえのような頭の固いヤツらが何も考えずに忠誠を誓うってことぐらいか!!
剣士ガフガリオン:生きていたって、頂点に立たない限り利用されるだけなンだ。だったら今、殺された方がマシだぜッ!
騎士アグリアス:ならば、私が護ってみせる!!
剣士ラムザ:あなたはこの計画を知っていたのか! 何故、こんな汚い仕事をッ!!
剣士ガフガリオン:汚いだと!? 金を稼ぐのに奇麗もクソもあるか!
剣士ガフガリオン:オレはプロの傭兵なンだぞ! 請け負った仕事はどんな内容でもやり遂げる、それがプロってもンだ!
剣士ラムザ:何故、僕に話してくれなかった! どうしてッ!!
剣士ガフガリオン:話したらどうした? オレを止めたか?
剣士ガフガリオン:オレたちがやらなくても誰かがこの仕事を請け負うンだ! わかるか!
剣士ガフガリオン:おまえの知らないところで誰かが死ぬンだ! それが現実だ!
剣士ガフガリオン:おまえは、おまえの知らないところで起きていることを止められるとでもいうのか!?
剣士ラムザ:しかし…、しかし、こんなこと、許されるっていうのか!
剣士ガフガリオン:”しかし”って言うンじゃねぇ!
剣士ガフガリオン:おまえは”現実”から目を背け、逃げているだけの子供なンだよ!
剣士ガフガリオン:それがイヤなら自分の足で誰にも頼らずに歩けッ! 独りで生きてみせろッ!!
剣士ガフガリオン:それができないうちはオレにでかい口をきくンじゃねぇッ!

▲オヴェリアが死亡時
王女オヴェリア:か、神よ……。
剣士ラムザ:しまったッ!!
騎士アグリアス:オヴェリア様ーッ!!

▲ガフガリオン撃破時
剣士ガフガリオン:くそッ!

▲勝利後
騎士ディリータ:オヴェリア王女をオレに預けるんだ。その方がお姫さまのためだぞ。
剣士ラムザ:ディリータ、きみはいったい何を企んでいるんだ…?
騎士ディリータ:企む? とんでもない。オレは真実を言っているだけさ。
騎士ディリータ:そうだろ? 北天騎士団を敵にまわしたおまえたちがお姫さまをどこへ連れて行くっていうんだ?
騎士ディリータ:すぐにおまえたちを捕らえるために北天騎士団の精鋭たちがやってくることだろう。
騎士ディリータ:いったいどこへ逃げるつもりなんだ?
剣士ラムザ:そ、それは…。
騎士ディリータ:よく考えてみろ。
騎士ディリータ:ラーグ公の計画ということは王妃も知っているってことだ。つまり、王家は味方じゃない。
騎士ディリータ:なら、ゴルターナ公か? いや、それも無理だ。自分の疑いを晴らすためにおまえを処刑するぜ。
騎士アグリアス:おまえならどうするというんだ?
騎士ディリータ:おまえたちにはできないことをするだけさ。
剣士ラムザ:どういう意味なんだ?
騎士ディリータ:さあな…。
騎士ディリータ:おまえにお姫さまをもう少し預けておくことにしよう。
剣士ラムザ:ディリータ…また会うことができて嬉しいよ。
騎士ディリータ:ティータが助けてくれた…。
剣士ラムザ:え?
騎士ディリータ:あのとき、ティータがオレを守ってくれたんだ…。
剣士ラムザ:………。
王女オヴェリア:感謝いたします、ディリータさん。
騎士ディリータ:また会おう、ラムザ。
騎士アグリアス:ラムザ、加勢してくれたことに感謝する。
騎士アグリアス:しかし、よいのか? 北天騎士団を敵にまわしたのだぞ。
剣士ラムザ:気にしないでください。自分で選んだ道です。
剣士ラムザ:それより、これからどうします? ディリータの言ったとおり、僕らを助けてくれる人はいない…。
騎士アグリアス:ドラクロワ枢機卿に助けを求めてみようと思う…。
騎士アグリアス:ライオネルはグレバドス教会の所轄領だ。教会ならなんとかしてくれるのではないだろうか…。
剣士ラムザ:たしかにライオネルなら北天騎士団もうかつには手を出せない…。
剣士ラムザ:行きましょう。僕らにはそこへ行くしかない。
城塞都市ザランダ
剣士:どこへも逃げられんぞ! 命が惜しければおとなしく渡すんだ!
若者:何を渡せっていうんだ? オレには何のことだかさっぱり…。
剣士:しらばっくれるんじゃない! ムスタディオ!
剣士:自分の親父がどうなってもいいのか? 素直に『聖石』を渡すんだ。渡せば親父を解放してやろう。
剣士:…よし、捕らえるんだ!
ムスタディオと呼ばれた若者:ルードヴィッヒのヤローに言っておけ!
ムスタディオと呼ばれた若者:親父に指一本でも触れてみろ! 『聖石』は二度と手に入らないことになるってなッ!!
騎士アグリアス:もめ事か? あの若者が誰かに追われているようだが…?

剣士ラムザの選択肢
1.関わりたくはないが…。
2.放っておけないな!

1選択時
剣士ラムザ:関わりたくはないが、見過ごすこともできない。
剣士ラムザ:彼を助けよう!

2選択時
剣士ラムザ:このままでは彼はやられてしまう! 放っておけないな!
剣士ラムザ:彼を助けよう!

▲ムスタディオがやられた時【選択肢1】
機工士ムスタディオ:せ、聖石を…やつらに渡しては…ダメだ……。

▲ムスタディオがやられた時【選択肢2】
機工士ムスタディオ:すまない…、親父……。

▲勝利後
剣士ラムザ:大丈夫かい?
機工士ムスタディオ:ああ、なんとかな。ありがとう。助かったよ。

機工士ムスタディオ:…やつらはバート商会に雇われたごろつきどもさ。
騎士アグリアス:バート商会? 貿易商として有名なあのバート商会?
機工士ムスタディオ:知っているのか? だが、ただの貿易商じゃないぜ。
機工士ムスタディオ:裏では阿片の密輸から奴隷の売買まで悪どいことを手広くやっている犯罪組織なのさ、バート商会は。
剣士ラムザ:そんな奴らに何故、追われていたんだい?
機工士ムスタディオ:…オレたちがなんで機工士って呼ばれてるか知っているかい?
騎士アグリアス:機工都市ゴーグの地下には”失われた文明”が遺されているそうだな…。
騎士アグリアス:聖アジョラがまだこの世にいた時代、空には無数の飛空艇が浮かび、街には機械仕掛けの人間がいたという。
騎士アグリアス:しかし、時代の流れと共にそうした技術は失われ、今では本当にそんな技術があったのかどうかすら不明だ。
機工士ムスタディオ:でも、そうした文明があったのは確かなんだよ。
機工士ムスタディオ:ゴーグの地下には飛空艇の残骸や得体の知れない機械の破片がたくさん埋まっているんだ。
機工士ムスタディオ:オレたち機工士はそうした”過去の遺産”を復元しようとしている技術者なのさ。
剣士ラムザ:さっきの戦いで、きみが使ったそのヘンなモノが機械なのか?
機工士ムスタディオ:ああ、これかい?
機工士ムスタディオ:これは『銃』と呼ばれているモノで、火薬を使って金属の『弾』を飛ばし相手をやっつける武器なんだ。
機工士ムスタディオ:こんなのは一番シンプルなもので昔は『魔法』をつめて打ち出すこともできたらしい…。
剣士ラムザ:ふーん…。
騎士アグリアス:おまえがバート商会に追われている理由はなんだ?
機工士ムスタディオ:…あんたたちはドラクロワ枢機卿に会いに行くと言っていたな。
機工士ムスタディオ:枢機卿は五十年戦争で戦った英雄だ。ライオネルの人間は今でも枢機卿を英雄として尊敬している…。
機工士ムスタディオ:オレの親父も同じだ。この混乱した畏国をまとめられるのは枢機卿だけだって話している。
機工士ムスタディオ:枢機卿だったらあんたたちの頼みを聞き届けてくださることだろう。お姫さまはもう安心さ。
騎士アグリアス:…何が言いたい?
機工士ムスタディオ:一緒に連れていってくれないか? オレも枢機卿に会いたいんだ。
騎士アグリアス:何故だ?
機工士ムスタディオ:親父を助けるためだ!
機工士ムスタディオ:バート商会に囚われた親父を助けるには枢機卿のお力を借りるしかないんだ!
機工士ムスタディオ:でも、ただの機工士のオレなんかに枢機卿は会ってくれないだろ? お願いだ。連れていってくれ!
騎士アグリアス:だから、おまえが追われている理由はなんだと聞いている!
機工士ムスタディオ:…今は話すことができない。
騎士アグリアス:では、ダメだ。おまえを連れていくことはできない。
機工士ムスタディオ:お願いだ! オレを信用してくれ! 枢機卿に会わなきゃいけないんだ!
王女オヴェリア:わかりました。一緒に参りましょう。
機工士ムスタディオ:ホントかい? ありがとう、お姫さま!
騎士アグリアス:王女の御前ぞ!
王女オヴェリア:よいのです。さあ、面を上げてください。
騎士アグリアス:わかった。おまえを信用しよう。
城塞都市ザランダ
騎士アグリアス:オヴェリア様、ごらんになれますか? あの山の向こうがライオネル城です。
王女オヴェリア:この城塞からは、まだ遠いのね…。
王女オヴェリア:ドラクロワ枢機卿は本当に私たちを助けてくれるのかしら…?
騎士アグリアス:枢機卿殿は王家に対する忠誠心がとてもお高いお方と聞いております。
騎士アグリアス:それに、今のところラーグ公とゴルターナ公の政争に対し中立の立場をとっておいでとか。
騎士アグリアス:オヴェリア様をどちらかに引き渡すような不義はなさらないでしょう。
王女オヴェリア:そうだとよいのだけれど……。
騎士アグリアス:それに枢機卿殿はグレバドス教会の信望も厚く、枢機卿殿の願いなら教会側もオヴェリア様を受け入れてくれましょう。
王女オヴェリア:…王女になど、生まれてこなければよかった。
騎士アグリアス:オヴェリア様…。
王女オヴェリア:私は修道院の壁しか知らない…。塀で囲まれた空しか外を知らない。
王女オヴェリア:アグリアスは知らないと思うけど、私は、オーボンヌ修道院へ行く前は他の修道院にいたの。
王女オヴェリア:亡き国王の養女に迎えられたと聞いたときも、その後も、ずっと修道院で暮らしていたのよ。
王女オヴェリア:ううん、それがイヤだって言っているんじゃないわ。ただ…。
王女オヴェリア:ただ、私が王女であるばかりに私のために死んでゆく人たちがいる。それがとてもつらいの…。
騎士アグリアス:オヴェリア様がご自分を責めることはございません。
騎士アグリアス:オヴェリア様のせいではなくオヴェリア様を利用しようとしている奴らが悪いのです。
王女オヴェリア:オーボンヌ修道院で知り合ったコがいるの。
王女オヴェリア:彼女も生まれてからずっと修道院で暮らしているって言ってたわ。
王女オヴェリア:同じような境遇だねって二人でよく笑ってたの。ふふふ、おかしいでしょ。
騎士アグリアス:ベオルブ家の令嬢のアルマ様ですね。
王女オヴェリア:私のたったひとりの友だち…。
王女オヴェリア:…ドラクロワ枢機卿は私を利用したりしないかしら?
騎士アグリアス:…………。
ムスタディオの声:ラムザッ! どこだ? そろそろ出発するぞ!
機工士ムスタディオ:こんなところで何やってんだ?
騎士アグリアス:どうだったか?
機工士ムスタディオ:大丈夫。今のところ北天騎士団がこの街に来た様子はない。
王女オヴェリア:以前、友だちが教えてくれたんだけどなかなか上手くいかないわ。
剣士ラムザ:こうするんですよ。
王女オヴェリア:こう?
王女オヴェリア:あ、鳴ったわ。
バリアスの丘
ルードヴィッヒの傭兵:おまえたちが何者だが知らねぇが、そこにいる小僧を置いてゆけ!
ルードヴィッヒの傭兵:オレたちだって争いたくはねぇんだ! おとなしくムスタディオを引き渡せば手荒なマネはしないぞ! どうだ?
騎士アグリアス:そちらこそおとなしく引き上げたらどうだ!
騎士アグリアス:ルードヴィッヒ殿に伝えるがいいッ! 争いに乗じて人心をたぶらかす輩は必ず討ち果たしてみせるとな!
ルードヴィッヒの傭兵:ならば仕方ねぇ。力ずくで奪うまでよ。いくぞッ!!

▲勝利後
剣士ラムザ:何故、奴らはきみを追う? 理由を話してくれないか?
機工士ムスタディオ:すまない…。今はまだ話すことができないんだ…。
イグーロス城執務室
ダイスダーグ卿:なんとしてでもオヴェリアを捕らえるのだ。
ダイスダーグ卿:むろん、オヴェリアと行動を共にするアグリアスらも同様だ。捕らえてその場で処分せよ!
剣士ガフガリオン:ラムザもか?
ダイスダーグ卿:ベオルブの名を汚すばかりか我らの邪魔をする愚かなヤツめ。
ダイスダーグ卿:現実世界の厳しさを知るには丁度よい機会と考え、放っておいたがそこまで愚純だとは思わなかったぞ。
剣士ガフガリオン:正義感の強さは親父ゆずりってことか?
ダイスダーグ卿:父上も甘やかしすぎだ…。
ダイスダーグ卿:おとなしく従えばよし、抵抗するなら、そのときは仕方ない…。
剣士ガフガリオン:実の兄とは思えン台詞だな。胸くそが悪くなるぜ。
剣士ガフガリオン:…しかし、ライオネルの枢機卿が邪魔したらどうする?
剣士ガフガリオン:教会がバックについたらラーグ公といえどもうかつには手出しできンぞ。
ダイスダーグ卿:それについてはすでに手を打ってある。
ダイスダーグ卿:心配するな。
剣士ガフガリオン:すべて準備が整っているってワケか。つくづく恐ろしい人だな、アンタは。
ダイスダーグ卿:そう思うなら、少しは言葉を慎むんだな、ガフガリオン。
ダイスダーグ卿:貴公の首など簡単に切り離すことができるのだぞ。それを忘れるなよ。
剣士ガフガリオン:おいおい、よしてくれよ。オレはアンタの忠実なる僕だぜ。
剣士ガフガリオン:かの聖騎士殿のように頭が固いわけでもない。それを忘れないでくれよ。
ダイスダーグ卿:ならば、これ以上のヘマを踏まぬようにするのだな。
剣士ガフガリオン:それなンだが、オヴェリアの誘拐をどこのどいつに命じたンだ?
剣士ガフガリオン:オヴェリアを追いかけるときドーターで何者かに襲われたンだぜ。ありゃ、どういうことだ?
ダイスダーグ卿:本物の実行犯たちは修道院の近くの林の中で死体で発見された。
ダイスダーグ卿:何者かが、我々の計画をかぎつけて邪魔をしようとしているようだな…。
ダイスダーグ卿:いずれにせよ、オヴェリアがまだアグリアスの下にいる間は大丈夫。奪うチャンスはいくらでもある…。
剣士ガフガリオン:そう願いたいもンだな。
ライオネル城
ライオネル城騎士:何者だ! ライオネル城に何用か?
騎士アグリアス:私はルザリア聖近衛騎士団所属の騎士アグリアス・オークス。
騎士アグリアス:神の御子・聖アジョラの救済を求めオーボンヌより参上いたした。開門を願う!
ライオネル城騎士:聖アジョラの救済はすなわち猊下(げいか)の御心である。
ライオネル城騎士:猊下の救済を求める者には皆等しく、ライオネルの入口は開かれるであろう。開門せよ!

ドラクロワ枢機卿:なるほど、事情はよくわかりました。アグリアス殿。
ドラクロワ枢機卿:そういうことであれば、このドラクロワ、手を貸さぬわけにはいきますまい。
ドラクロワ枢機卿:早速、聖地ミュロンドへ使者を差し向けましょう。教皇猊下に直奏するのです。
ドラクロワ枢機卿:ラーグ公の不正を暴き、オヴェリア様の命が狙われることのないよう手を打ちましょうぞ。
騎士アグリアス:猊下、フューネラル教皇猊下はお聞き届けくださいますでしょうか?
ドラクロワ枢機卿:心配召されるな、アグリアス殿。この私がついております。
ドラクロワ枢機卿:貴公がそのように心配されてはオヴェリア様のお心も休まらぬというもの。
ドラクロワ枢機卿:古く汚らしい城ではありますが、聖地より返事がくるまでの間、ゆるりとくつろいでくだされ。
王女オヴェリア:猊下、お心遣いに感謝いたします。
ドラクロワ枢機卿:すべては聖アジョラのお導きです。ご安心召されよ。
ドラクロワ枢機卿:…ときに、若き機工士よ。そなたの願いも承知しました。
ドラクロワ枢機卿:バート商会を壊滅させるために、わがライオネルの精鋭たちを機工都市ゴーグへ送りましょう。
機工士ムスタディオ:ありがとうございます、猊下。
ドラクロワ枢機卿:が、その前に、何故、そなたら親子が狙われるのか説明してくれぬか。
機工士ムスタディオ:そ、それは……。
ドラクロワ枢機卿:よいよい…。これであろう?
騎士アグリアス:そのクリスタルは……??
ドラクロワ枢機卿:”ゾディアックブレイブの伝説”をご存じかな…?
騎士アグリアス:子供の頃、教会でよく聞かされたあのおとぎ話ですか…?
ドラクロワ枢機卿:これはこれは。…アグリアス殿は教会が嘘を言っているとでも…?
騎士アグリアス:そ、そのようなことは決して…。
王女オヴェリア:…太古の昔、まだ大地が今の形を成していなかった時代、
王女オヴェリア:ルカヴィ(悪魔の意)が支配するこの大地を救わんと12人の勇者がルカヴィたちに戦いを挑みました。
王女オヴェリア:激しい死闘の末、勇者たちはルカヴィたちを魔界へ追い返すことに成功し、大地に平和が訪れました。
王女オヴェリア:12人の勇者たちは黄道十二宮の紋章の入ったクリスタルを所持していたため、
王女オヴェリア:人々は彼らを黄道十二宮の勇者…、ゾディアックブレイブと呼ぶようになったといいます。
王女オヴェリア:その後も、時代を超えて、私たち人間が争いに巻き込まれる都度勇者たちが現れ世界を救ったとか…。
ドラクロワ枢機卿:さすがはオヴェリア様、よくご存じですな…。
王女オヴェリア:オーボンヌ修道院でシモン先生に教わりました。…そういえば、
王女オヴェリア:聖アジョラは彼らを従えて、混乱したイヴァリースをお救いになったと聞いております。
ドラクロワ枢機卿:勇者たちが所持していたクリスタルを我らは『聖石』と呼んでいます。
ドラクロワ枢機卿:そして、今、我らが目にしている石こそ、伝説の秘石、『ゾディアックストーン』…。
王女オヴェリア:まさか…、聖石が本当にあったなんて…。
ドラクロワ枢機卿:聖石にはルカヴィたちを凌ぐほどの”御力”が備わっているとか…。
ドラクロワ枢機卿:たしかに不思議な力を感じますが、私にはただの大きなクリスタルにしか見えませんが…。
剣士ラムザ:どうしたんだ、ムスタディオ。顔色が悪いみたいだけど…?
ドラクロワ枢機卿:…ゴーグの地下でこれと同じ石を見たのではないかな…?
機工士ムスタディオ:地下には壊れて動かない機械がたくさん埋まっています…。
機工士ムスタディオ:でも、あの石を近づけると死んでいるはずの機械がうなり始めるんだ…。
ドラクロワ枢機卿:バート商会が狙っているのはその聖石ですね…?
機工士ムスタディオ:あの石にどんな力があるのか、オレにはわかりません…。
機工士ムスタディオ:しかし、ルードヴィッヒはあの力を解明して兵器にしようとしています…。
機工士ムスタディオ:親父は、聖石を渡してはならないと言っていました…。だから、親父はやつらに…。
ドラクロワ枢機卿:心配いたすな、若き機工士よ。
ドラクロワ枢機卿:教会が責任を持って管理しましょう。我らの兵が悪漢どもと戦っている隙に一刻も早く聖石を持ち帰るのです。
機工士ムスタディオ:は、はいッ。猊下。
剣士ラムザ:僕もいっしよにゴーグへ行こう。
機工士ムスタディオ:ありがとう。ラムザ。
騎士アグリアス:ここまで来れたのは貴公のおかげだ。感謝するぞ、ラムザ。
王女オヴェリア:何の力にもなれないけれど…。気をつけてくださいね。
剣士ラムザ:ご心配なく。王女様のお言葉だけで十分です。
ツィゴリス湿原
剣士ラムザ:こんな湿地でモンスターと出会うなんて、ツイてない…。
機工士ムスタディオ:足場が少ない上にこの雨だ。用心してかかろうぜ!

▲勝利後
剣士ラムザ:大丈夫か、ムスタディオ?
機工士ムスタディオ:ああ、たいしたことはない。
機工士ムスタディオ:この湿地を越えれば海が見えてくる。機工都市ゴーグまではもう少しだ。
機工都市ゴーグ
機工士ムスタディオ:バート商会のやつらの姿は見えないな…。
機工士ムスタディオ:とはいえ、ライオネル騎士団と争ったようにも思えない…。何か様子がヘンだぞ…?
機工士ムスタディオ:ちょっと探りを入れてくる。あとで落ち合おう。
剣士ラムザ:落ち合うってどこで?
機工士ムスタディオ:あっち側がスラム街だ。あそこなら目立たないだろう。
剣士ラムザ:わかった。気を付けろよ。
機工士ムスタディオ:ああ、まかせておけって。

▲ゴーグのスラム街
剣士ラムザ:遅い…、遅すぎる……。
剣士ラムザ:ムスタディオのヤツ…、捕まったんじゃないのか…?
男の声:おまえがムスタディオの仲間か?
剣士ラムザ:誰だッ!
人相の悪い男:おい、連れてこい!
機工士ムスタディオ:す、すまない、ラムザ。
剣士ラムザ:大丈夫か、ムスタディオ!!
人相の悪い男:おっと、そこまでだ。それ以上、動くんじゃねぇ!
剣士ラムザ:おまえがルードヴィッヒかッ!! ムスタディオを離せッ!!
ルードヴィッヒ:おとなしく『聖石』を渡せばこの小僧を離してやろう。
ルードヴィッヒ:さあ、言えッ! どこに隠したッ! 白状するんだッ!
機工士ムスタディオ:…………。
ルードヴィッヒ:だんまりか? だが、これを見てもそう黙っていられるかな? おいッ!
機工士ムスタディオ:親父ッ! 大丈夫かッ!!
機工師ベスロディオ:わしは…大丈夫だ……。『聖石』を渡してはならん……。
ルードヴィッヒ:中へ放り込めッ!
ルードヴィッヒ:どうだ、おとなしく白状する気になったか?
機工士ムスタディオ:煙突の中だ……。ラムザの足下の……。
ルードヴィッヒ:よし、貴様が拾え! こいつの命を助けたいならな!!
剣士ラムザ:これか……??
剣士ラムザ:二人を離せッ!!
ルードヴィッヒ:その前に『聖石』をよこせ!
剣士ラムザ:二人が先だッ!!
ルードヴィッヒ:『聖石』をこちらへ投げろ! そうしたら二人を解放しよう!
ルードヴィッヒ:これぞまさしくゾディアックストーン!
ルードヴィッヒ:ようやく手に入れたぞ! 枢機卿様も喜ばれることだろう!
ルードヴィッヒ:ご苦労だったな。おまえたちは用済みだ!
ルードヴィッヒ:あとはおまえたちが片づけろ。生かしておくな!
剣士ラムザ:枢機卿もグルだったのか…!!

▲勝利後
機工士ムスタディオ:親父は…、親父は無事なのか…。
機工士ムスタディオ:…大丈夫か、親父?
機工師ベスロディオ:わしのことなら心配するな…。それより聖石を奪われてしまった。
機工師ベスロディオ:ルードヴィッヒは聖石の力を使いゴーグの地下に眠る機械の力を復活させようとするだろう。
機工師ベスロディオ:それどころか聖石に秘められた神の力を解明しようとするかもしれない…。
機工師ベスロディオ:しかも、頼みの綱であった枢機卿がバート商会と結託しているとあっては我々にはなす術がない…。
機工士ムスタディオ:ふふふ…。それなら大丈夫さ。
機工師ベスロディオ:どういう意味だ?
機工士ムスタディオ:こんなこともあろうかと思い、ニセモノを用意しておいたんだ。
剣士ラムザ:じゃあ、僕が奴らに渡した聖石はニセモノだったのか!
機工士ムスタディオ:そういうことさ。きっと今頃、泡を食ってるぜ。
剣士ラムザ:…ということは、オヴェリア様やアグリアスさんが危ない…!
機工士ムスタディオ:それは、どういう意味だ??
剣士ラムザ:枢機卿はバート商会と手を組んででも聖石を手に入れようとしたんだ。
剣士ラムザ:この聖石を手に入れるためにオヴェリア様やアグリアスさんを人質にするかもしれない…。
機工士ムスタディオ:バカな! そんなことをしたら、王家を敵に回すことになる!
剣士ラムザ:枢機卿が何のために聖石を手に入れようとしていると思う?
剣士ラムザ:長く続いた戦乱は人々を疲れさせ、醜い政権争いは人々を不安にさせた。今、人々は救いを求めている…。
剣士ラムザ:ドラクロワ枢機卿は”ゾディアックブレイブの伝説”を利用するつもりなんだ。
剣士ラムザ:聖石を集め、おのれの意のままら操れる”ゾディアックブレイブ”を誕生させようとしている…。
機工師ベスロディオ:…彼のいうとおりだ。枢機卿に聖石を渡してはならない。
剣士ラムザ:二人を助けに行こう!
機工士ムスタディオ:わかった。だが、ライオネル城への道はすでに封鎖されているはず。
機工士ムスタディオ:正面からじゃダメだ。船を使ってライオネル城の背後から侵入しよう。
貿易都市ウォージリス
剣士ラムザ:…ウォージリスにライオネル軍はいないみたいだな。
剣士ラムザ:ディリータ! どうしてここに!?
騎士ディリータ:オレたちの情報網を甘くみないでもらいたいな。
剣士ラムザ:オレたち?
騎士ディリータ:…悪いことはいわない。イグーロスへ戻るんだ。
騎士ディリータ:これ以上、首を突っ込まない方が身のためだぞ。王女のことにも、聖石のことにも…。
剣士ラムザ:ディリータ、いったいきみは何を知っているんだ?
騎士ディリータ:おまえは王女を救えると考えているようだが、それは目先の問題を解決するにすぎない。
騎士ディリータ:真の意味で彼女を救うことができるのはこのオレだけだ。
剣士ラムザ:何を言っているんだ? 僕にはさっぱりわからない。
騎士ディリータ:時として、最良の方法が最善の結果を生むとは限らない。
騎士ディリータ:たとえ、おまえがどんなに頑張ったとしてもおまえには救うことができない。それを覚えておくんだ。
剣士ラムザ:待ってくれ、ディリータ。
剣士ラムザ:きみは何をしようとしているんだ。いったい何を…?
騎士ディリータ:ラーグ公もゴルターナ公もおまえの兄キたちも、皆…
騎士ディリータ:ひとつの大きな流れの中にいることに気付いていない…。そう、気付いていないんだ。
騎士ディリータ:オレはその流れに逆らおうとしているだけ。それだけさ……。
騎士ディリータ:生きていたら、また会おう。
剣士ラムザ:ディリータ……。
ライオネル城
剣士ガフガリオン:その盗まれた宝石を取り戻すためにお姫さまを囮に使おうって魂胆か。
剣士ガフガリオン:聖職者の考えることじゃねぇな。
ルードヴィッヒ:なんだと! この野郎!
ルードヴィッヒ:そっちがあの小僧どもを取り逃したりするからこんなことになったんだろうが!
剣士ガフガリオン:こちらの手違いには違いねぇが、オレの責任じゃねぇンだよ!
ドラクロワ枢機卿:やめなさい、ルードヴィッヒ。
ドラクロワ枢機卿:ダイスダーグ卿には約束どおり、オヴェリア王女を引き渡しますよ。こちら側の意志でもありますしね。
ドラクロワ枢機卿:ただ、王女誘拐の真相を知る者たちを始末しなけければならないと困るのはそちらではないのですかな?
ドラクロワ枢機卿:宝石を盗んだ者も彼らと行動を共にしています。
ドラクロワ枢機卿:王女を囮に使うだけで、あの者たちを一網打尽にできるのです。一石二鳥ではありませんかな…?
剣士ガフガリオン:たしかにそのとおりだ。だが、万が一ってことがある!
ドラクロワ枢機卿:ずいぶんと弱気ですな。
剣士ガフガリオン:”用心深い”って言ってもらいてぇな。
剣士ガフガリオン:戦場で生き延びるには慎重すぎるぐらいが丁度いいンだよ。
ドラクロワ枢機卿:わかりました。回避策わとりましょう。
ドラクロワ枢機卿:更に、確実に罠にハマってもらうためにエサもまきましょう。
剣士ガフガリオン:いいだろう。エサにはあの女が丁度いいな。
剣士ガフガリオン:それから、やつらの始末はオレに任せておきな。そこにいるヤツよりは安心だぜ!
ルードヴィッヒ:なんだとッ!
ドラクロワ枢機卿:よいでしょう。貴方にお任せしましょう。
ルードヴィッヒ:猊下、本気ですかッ!
ドラクロワ枢機卿:では、頼みましたよ、ガフガリオン殿。
剣士ガフガリオン:任せておけ。宝石も取り返してやるさ!
ルードヴィッヒ:猊下、なにもあのようなヤツに…!
ドラクロワ枢機卿:おまえは何度もしくじった。その責任をとってもらいましょう…。
ルードヴィッヒ:げ、猊下、な、何を……!
バリアスの谷
男の声:どこにいる!! どこへ逃げても無駄だぞーッ!!
ライオネル軍騎士:こんなところにいたのか!
ライオネル軍騎士:さあ、観念するんだな!
ライオネル軍騎士:ん!?
剣士ラムザ:アグリアスさんを守るんだ! いくぞッ!!
騎士アグリアス:ラムザ! どうして、ここに!?
剣士ラムザ:あなたたちを助けるために城の裏側から攻めようと思って。
剣士ラムザ:アグリアスさんこそ、どうしてここに?
騎士アグリアス:枢機卿が裏切った! いや、最初からラーグ公と内通していたようだ!
騎士アグリアス:城から脱出しようとしたがオヴェリア様だけ捕らえられてしまった!!
騎士アグリアス:なんとかお救いしようとしたんだがこの有様だ…!
騎士アグリアス:奴らはオヴェリア様を処刑しようとしている…。早くお救いせねば…!!
剣士ラムザ:まずは、こいつらをなんとかしないと……!

▲アグリアス死亡時
騎士アグリアス:オヴェリア様……

▲勝利後
剣士ラムザ:アグリアスさん、大丈夫ですか?
騎士アグリアス:ああ、私は大丈夫。それより急がねばッ!!
騎士アグリアス:この先のゴルゴラルダ処刑場でオヴェリア様の処刑が行われるんだ! 急ごうッ!!
剣士ラムザ:わかりました。急ぎましょう!
ゴルゴラルダ処刑場
処刑執行人:何か言い残すことはあるか…?
処刑執行人:そうか、何もないか。
ライオネル軍騎士:ん…? て、敵襲ッ!!
剣士ラムザ:そこまでだ! オヴェリア様を返してもらおうか!
処刑執行人:くくく…。かかったな!
剣士ラムザ:!?
剣士ガフガリオン:あいかわらず、素直すぎるぜ、小僧。
剣士ラムザ:オヴェリア様はどこだッ!
剣士ガフガリオン:ライオネル城さ。それより宝石はどこだ?
剣士ラムザ:宝石?
剣士ガフガリオン:しらばっくれるンじゃねぇよ。枢機卿から盗んだ宝石だ。
剣士ガフガリオン:宝石を盗んだヤローと一緒なンだろ? いいから、さっさとこっちに渡しな!
剣士ラムザ:欲しければ力ずくで奪うんだな!
剣士ガフガリオン:少しは成長したようだな。…ならばそうさせてもらおうかッ!

剣士ガフガリオン:今からでも遅くはない! オレと一緒にイグーロスへ戻ろう!
剣士ガフガリオン:おまえの兄キ・ダイスダーグはすべてを許すと言っていたぞ! さあ、いい加減に目を覚ませ!!
剣士ラムザ:断るッ! 僕はこれ以上、悪事に加担するつもりはないッ!
剣士ガフガリオン:”悪事”というのか!? おまえは”悪事”というのかッ!!
剣士ガフガリオン:おまえはベオルブ家の人間だ! ベオルブ家の人間には果たさねばならン責任がある!
剣士ガフガリオン:その責務を、おまえは”悪事”というのかッ!! この愚か者めッ!!
剣士ラムザ:兄さんたちは自分の都合で戦争を起こそうとしている!
剣士ラムザ:それを”悪事”と言わずしてなんというッ!!
剣士ガフガリオン:何かを成すためには”犠牲”が必要だッ!
剣士ガフガリオン:”犠牲”を支払わない限り、人は前へ進まない! 歴史を作ることはできないッ!
剣士ガフガリオン:この腐敗しきったイヴァリースを見ろッ!! 誰かが変えなきゃいかンのだ!
剣士ガフガリオン:おまえの兄キはそれを成そうとしている! たとえ、それが”悪事”と呼ばれることでもな!
剣士ラムザ:だからといって、オヴェリア様を見殺しにしろというのかッ!
剣士ガフガリオン:ジークデン砦のことなら忘れろ! あれは仕方なかったンだよ!
剣士ガフガリオン:おまえはベオルブ家の人間だ。おまえは、おまえに与えられた役目を全うしなけければならン!
剣士ガフガリオン:それがおまえの運命なンだよッ!
剣士ラムザ:ティータを死なせたのも運命だというのかッ!?
剣士ラムザ:違うッ! それは違う! 僕らは僕らの都合でティータを…そう、ティータを殺したんだ!
剣士ラムザ:僕はずっとその現実から逃げてきた。僕がティータを殺したんだ…。
剣士ガフガリオン:何をバカなことを!
剣士ガフガリオン:あんな小娘一人死ンだところでなんだというンだ! 我々が第一に考えねばならンことは”大義”だ!
剣士ラムザ:人を欺き、利用するところにどんな”大義”があるというんだ!
剣士ラムザ:僕はもう、これ以上、”大義”のために利用され命を落とす人間を見逃すことはできない!
剣士ラムザ:僕はオヴェリア様を助ける!!
剣士ガフガリオン:この分からず屋め!

▲勝利後
剣士ガフガリオン:くそッ! これほどまでに強いとは…!
剣士ガフガリオン:ええいッ、一時退却だッ!!
剣士ラムザ:急いでライオネル城へ行かなければ…!
ライオネル城
騎士ディリータ:食事に手を付けていないのか。食べないともたないぜ。
王女オヴェリア:………。
騎士ディリータ:おまえが死んで悲しむヤツなんてひとりもいないぞ。
騎士ディリータ:それどころか、喜ぶヤツが大半だ。どうせ、死ねやしないんだ。無理せず食べろ。
王女オヴェリア:…やはり、あなたも枢機卿と結託していたのね。
王女オヴェリア:私をどうしようというの? ラーグ公に引き渡さないのならどうするつもりなの?
騎士ディリータ:本来、おまえがいるべき場所におまえを連れていく…、それだけだ。
王女オヴェリア:あなたも私を利用しようというのね。
王女オヴェリア:…でも、私はあなたの言うとおりにはならない。
騎士ディリータ:おまえに選択肢はない。生き延びるためにはそれしかないぞ。
王女オヴェリア:それはどういう意味?
騎士ディリータ:それは…。
騎士らしき男:この娘がオヴェリアか…。
ドラクロワ枢機卿:王女様、ご機嫌はいかがですかな?
ドラクロワ枢機卿:もう少しおとなしくしていただけるならばこの部屋でなくともよいのですがね。
騎士らしき男:フン、王女の身代わりの娘には十分すぎるぐらいだ。
ドラクロワ枢機卿:ホホホホ…。ヴォルマルフ殿、この娘はまだ知らないのです。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:そうか…。哀れな娘よ。
王女オヴェリア:それは、どういうことなの…?
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:いいか、よく聞け。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:おまえはオヴェリアではない。
王女オヴェリア:え…?
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:本物の王女はとうの昔に死んでいる。おまえはその身代わりなのだ。
王女オヴェリア:そんな! ウソよッ!!
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:嘘ではない。おまえはオヴェリアではないのだ。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:ルーヴェリア王妃をよく思わぬ元老院のじじいどもがおまえを作り出した…。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:いつの日か、王位を継がせるために身代わりを用意したのだ。邪魔な王妃を追い出すためにな。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:やつらのやり口は実に周到だったよ。上の二人の王子を病死に見せかけて暗殺し、おまえを王家に入れた。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:病弱なオムドリアに新たな王子ができるとは思えなかったのでな、自動的に王位はおまえのものだ。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:ところがオリナスが誕生した。…いや、未だに王子がオムドリアの子であるかどうかなどわからん。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:ラーグ公が実妹を王の母にするために外から”種”を用意したのかもしれん…。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:いずれにしても、元老院のじじいどもの計画は台無しになったのだ。
王女オヴェリア:ウソよッ! 絶対にウソだわ! 私には信じられない!
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:どう思おうとおまえの勝手だ。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:我々にとってもおまえが王女であるかどうかなどどうでもいいこと。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:我々は『王女』という強力なカードを手に入れた。それだけで十分だ。
王女オヴェリア:…あなたたちは私をどうするつもり? いったい何をさせたいの?
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:何もしなくていい。今のまま『王女』でいてくれればよい。
王女オヴェリア:私はアトカーシャ家の血を引く者! 誰にも命令されたりはしないッ!
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:では、どうする? ラーグ公に捕らえられれば即、処刑だろう?
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:我々は手助けをしたいだけだ。おまえが王位につくためのな…。
王女オヴェリア:…あなたはいったい何者なの?
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:我々はラーグ公の味方でもなければゴルターナ公の陣営の者でもない。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:ただの”協力者”だ。
ドラクロワ枢機卿:ヴォルマルフ殿、王女様にはもう少し頭を冷やしてもらいましょう。
ドラクロワ枢機卿:現実をきちんと認識すれば我々の”協力”を阻むこともありますまい…。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:うむ、そうだな…。
ヴォルマルフと呼ばれた騎士:行くぞ、ディリータ!
ライオネル城城門前
剣士ラムザ:そこで待ってててくれ。今すぐ、城門を開けるから。
聞き覚えのある声:そうはいかンな!
剣士ガフガリオン:忍び込んだまではよかったが伏兵には気付かなかったようだな。
剣士ラムザ:しまった!!
剣士ガフガリオン:ラムザ! おまえの相手はこのオレだ! さあ、いくぞッ!!

▲ガフガリオン撃破後
剣士ガフガリオン:むぅ……、こ、このオレが敗れるのか……?
剣士ラムザ:さよなら、ガフガリオン…。

▲門のレバー操作時
剣士ラムザ:このレバーを下ろせば……!

▲勝利後
剣士ラムザ:敵の増援が現れる前にオヴェリア様をお救いしなければ…!
ライオネル城城内
ドラクロワ枢機卿:ガフガリオンも口ほどにもありませんね…。
ドラクロワ枢機卿:それとも相手が悪かったのですかね? さすがベオルブの血を引く者だけのことはありますね。
ドラクロワ枢機卿:それがたとえ妾(めかけ)の子だとしてもね…。
ドラクロワ枢機卿:しかし、これ以上の邪魔は遠慮願いたいものですね。
ドラクロワ枢機卿:おとなしく聖石を置いて帰ればよし、抵抗するならば容赦はしませんよ……。
剣士ラムザ:オヴェリア様はどこだ?
ドラクロワ枢機卿:助け出してどうするというのです?
ドラクロワ枢機卿:ベオルブの名を棄て独りで戦うおまえにいったい何ができるというのです?
ドラクロワ枢機卿:無駄な努力はおよしなさい。いかに志が高くとも力を持たない者にはなにもできない…。
ドラクロワ枢機卿:おまえは非力な人間なのですよ。
剣士ラムザ:オヴェリア様はどこなんだッ!!
ドラクロワ枢機卿:ここにはいませんよ。ゼルテニアへ向かいました。
ドラクロワ枢機卿:王女はおまえの助力よりも我々の方を選択したのです。
剣士ラムザ:ウソだッ!!
ドラクロワ枢機卿:王女は王座につくため自分の足で歩き始めたのです。
ドラクロワ枢機卿:自力で王位に就くにはおまえでは心許ない…。我々を選ぶのは当然です。
ドラクロワ枢機卿:どうです? おまえも我々と手を組みませんか? 兄たちの鼻をあかしてやりたいのでしょう?
ドラクロワ枢機卿:この世界を憂えているのは我々も同じ…。いかがですか?
剣士ラムザ:僕は世界を変えたいと願っているわけじゃない!
剣士ラムザ:ただ、一部の人間の思惑のせいで人々が苦しみ命を落としていく…。それが許せないだけだ。
剣士ラムザ:世界を変える? そんなことが本当にできると思うのか? 僕はそれほど傲慢じゃないッ!!
ドラクロワ枢機卿:ホッホッホッホ…。聖石を持つ者が何わ言う…。
ドラクロワ枢機卿:おまえが手にしたその聖石の力を使えば、世界はおろか万物の真理まで変えることもできるのですよ。
ドラクロワ枢機卿:口で言ってもわかりませんか。ならば愚かなおまえにその素晴らしい力を見せてあげるとしましょうか…。
不浄王キュクレイン:クククク…どうだ、驚いたか……?
不浄王キュクレイン:さあ、この私を楽しませてくれ。おまえの悲鳴を、苦痛を、断末魔を私に聞かせてくれ…!!
不浄王キュクレイン:不死身のこの私が敗れるだと…? そんなばかなことが……。
不浄王キュクレイン:あ、あの方の復活まで……死ぬわけには…いかな…い……。
ゼルテニア城城内
ゴルターナ公:貴公か…、オヴェリア王女を救出したというのは…。
騎士ディリータ:グリムス男爵配下の黒羊騎士団、副官ハイラル。名をディリータ。
騎士ディリータ:グリムス男爵の密命により王女を救出するため身分を偽り出兵。任務を果たし、帰還いたしました。
グルワンヌ大臣:…ハイラルだと? 聞かぬ名だ。
ゴルターナ公:男爵は先月、亮目団との戦いで戦死し黒羊騎士団も全滅したはず。
騎士ディリータ:それ故、急ぎ帰還いたしました。
ゴルターナ公:王女は?
司教カンバベリフ:長旅の疲れのためか、死んだように眠っておいでです。
オルランドゥ伯:…捕虜を連れてきたと聞いたが?
騎士ディリータ:ハッ。捕虜を連れてこい!
騎士ディリータ:何故、王女を誘拐した?
捕虜:ゴルターナ公に嫌疑をかけることで王都ルザリアへの上洛を妨げ、摂政の位を与えぬためだ…。
騎士ディリータ:誰がおまえに命じた? ラーグ公か?
捕虜:…ラーグ公に取り入ろうとするゴルターナ公の側近の一人だ。
グルワンヌ大臣:バカな! そのような不忠者がおるはずもない!
グルワンヌ大臣:ええい、その痴れ者の口を閉じさせよ!
ゴルターナ公:かまわぬ、聞け。
騎士ディリータ:…それは誰だ?
捕虜:…………。
騎士ディリータ:言えッ、言うんだッ!
捕虜:オレの命は助けてくれるんだろうな?
騎士ディリータ:約束しよう。言えッ、誰だッ!!
捕虜:…そこにいるグルワンヌ大臣だ。
グルワンヌ大臣:なんだと! ウソを申すな! わしはおまえなど知らぬ!!
騎士ディリータ:誰にそそのかされた? 王妃か?
グルワンヌ大臣:ばかなッ、わしには関係ないッ!
騎士ディリータ:主君を裏切った罪は重いぞ、大臣殿!
グルワンヌ大臣:知らぬッ! わしは知らぬッ!!
騎士ディリータ:僣越ながら申し上げます!
騎士ディリータ:今すぐ南天騎士団を率いて上洛されるべし!
騎士ディリータ:さもなくば、大臣の謀り事の責任を公爵閣下にとらせようと言い出す輩が出て参りましょう。
騎士ディリータ:その前に、速やかにオリナス王子と王妃を排斥し、オヴェリア様を御位に!!

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王都ルザリアへの上洛を果たしたゴルターナ公は、王妃ルーヴェリアを王女誘拐の首謀者としてベスラへ幽閉し、オヴェリアを即位させた…。
しかし、ラーグ公はオリナスこそが正統の王位継承者であるとして即位させると同時に自分は後見人として摂政の座についた。
すぐにラーグ公は王妃救出のためにオリナスを総大将とした北天騎士団をベスラへ派遣した。
一方、ゴルターナ公もオヴェリアを総大将とした南天騎士団を派遣…。
後世”獅子戦争”と呼ばれる大乱の始まりである…
ベスラ要塞
ボルミナ男爵:死亡者は昨日までに約2万、両軍を合わせると倍の約4万…。
ボルミナ男爵:負傷者はわが軍だけでも軽く20万は超えます。
エルムドア侯爵:問題は死傷者だけではない。
エルムドア侯爵:兵糧の蓄えもあとわずかになってきたが、これは計画どおり。厄介なのは今期の干ばつだ。
エルムドア侯爵:兵糧を買い付けようにも、モノがない有り様で、税収の大幅減とあわせて通年の半分以下しか備蓄できん。
ブランシュ子爵:それについてはラーグ公も同じであろう。
ブランシュ子爵:あちらはこの収穫時期に長雨が続いたおかげで、刈り取る前に穂が腐ってしまったそうだ。
オルランドゥ伯:むしろ問題なのは、この戦乱によって職や住む処を奪われた民だろう。
オルランドゥ伯:オーランの調べによると王都ルザリアにはすでに10万人を超える難民が流入しているとか。
ブランシュ子爵:ハハハッ、それはよい。ラーグ公側も食料の買い付けに苦労するだろうよ。
オルランドゥ伯:笑いごとではないぞ! 戦線が拡大すれば我々とて同じ。
オルランドゥ伯:大量の難民がいつこちら側に流れ込んできてもおかしくないのだ!
オルランドゥ伯:…やはり、そろそろ和平工作を始めるべきではないだろうか…?
ゴルターナ公:貴公らの心配はもっともだ。だが、この戦いをやめるわけにはいかぬ。
ゴルターナ公:通年より3割ほど増税しよう。また、穀物などを高値で売買する輩が出ぬよう監視を厳しくするのだ。
ゴルターナ公:また、難民についても同様だ。ランベリーの境界を越えぬよう監視をより一層厳しくしようぞ。
オルランドゥ伯:苦しいのはラーグ公も一緒。今なら和平的解決もできましょう。
ゴルターナ公:くどいぞ、オルランドゥ。和平的解決などありえん話だ。
オルランドゥ伯:民あっての国家! 民あっての我々なのです。
オルランドゥ伯:五十年戦争でもっとも苦しんだのは民百姓ではございませんか! これ以上の増税はいかがでしょう。
オルランドゥ伯:民だけではございません。前線で戦っている兵たちは満足な食事にありつけない有り様。
オルランドゥ伯:これ以上、戦いを維持し続けるのは物理的にも精神的にも不可能です。
ゴルターナ公:精神的にだと? 貴公ともあろう者が臆病風に吹かれたか?
オルランドゥ伯:五十年戦争では鴎国の侵略から祖国を守るという大義がございました!
ゴルターナ公:この戦いにはそれがないと申すかッ?
ゴルターナ公:いつから貴公はそのような”偽善”を口にするようになったのだ?
ゴルターナ公:甘くすればつけあがるのが奴らだ。我々が戦っているのは民のためでもある!
ゴルターナ公:これ以上、腐った王家の行いによって民に迷惑をかけぬためにもこの戦いをやめるわけにはいかんのだ!
ブランシュ子爵:閣下のおっしゃるとおりですぞ。あとわずかではございませんか!
ブランシュ子爵:”雷神シド”とまで称えられたオルランドゥ伯のおっしゃることとは思えませんな、まったく。
オルランドゥ伯:あとわずかだと? 何を見てそう申すのだ?
オルランドゥ伯:この状況のどこを見てそのように楽観的になれるのだ? 貴公の目は節穴ではないのか!
ブランシュ子爵:そ、それは暴言でございましょう!!
ゴルターナ公:もう、よい、やめよ!
ゴルターナ公:見損なったぞ、オルランドゥ。これ以上の暴言は貴公の身を危うくするぞ!
オルランドゥ伯:…………。
ゴルターナ公:よいか、二度とは言わぬ。
ゴルターナ公:これ以上、わしの方針に不服があるならば早々にここを立ち去るがいい!
ゴルターナ公:よいな、オルランドゥ!!


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