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セリフ集 CHAPTER1 持たざる者 THE MEAGER

ファイナルファンタジータクティクス攻略 セリフ集 CHAPTER1 持たざる者 THE MEAGERを掲載しています。
台詞集
プロローグ
太陽と聖印に護られた双頭の獅子が治める国・イヴァリース…
”五十年戦争”の敗北より1年後
前王の病死により即位することになった王子はわずか2歳
その後見人が事実上の王といえる
後見人は王妃の実兄・ラーグ公が有力視されていたが
王妃の支配を恐れた議会がラーグ公を排斥
前王の従弟にあたるゴルターナ公を摂政に任命し、後見人とした
ゴルターナ公とラーグ公はどちらも先の”五十年戦争”において
多くの武功を挙げた将軍同士
ゴルターナ公には王家に仕える有力貴族の大半が味方したが
”五十年戦争”のツケによって没落した貴族や職を失った騎士らはこぞってラーグ公を味方した
黒獅子を紋章とするゴルターナ公と白獅子を紋章とするラーグ公
後に”獅子戦争”と呼ばれる戦乱の始まりである…

■スタート時
私はイヴァリースの中世史を研究しているアラズラムと申す者…
貴君は”獅子戦争”をご存じかな?
かつて、イヴァリースを二分して争われた後継者戦争は一人の無名の若者、ディリータという名の若き英雄の登場によって幕を閉じたとされている…
ここで暮らす者ならば誰もが知っている英雄譚だ
しかし、我々は知っている
目に見えるものだけが”真実”ではないことを
ここに一人の若者がいる
当時、騎士たちの棟梁として名高い名門ベオルブ家の末弟だ
彼が歴史の表舞台で活躍したという記録はない…
しかし、昨年公開された(長年、教会の手によって隠匿されていた)”デュライ白書”によればこの名も無き若者こそが真の英雄だという…
いやいや、教会によればこの若者は神を冒涜し国家の秩序を乱した元凶そのものだとか…
どちらが”真実”なのか?
さあ、私と共に”真実”を探求する旅へと出かけよう
おっと、その前に、貴君の”名前”と”誕生日”を教えてくれないかな…?
オーボンヌ修道院
「…我ら罪深きイヴァリースの子らが神々の御力により救わんことを」
女騎士:さ、出発いたしますよ、オヴェリア様。
オヴェリアと呼ばれた娘:もう少し待って、アグリアス…。
アグリアスと呼ばれた女騎士:すでに護衛隊が到着しているのです。
神父:姫策、アグリアス殿を困らせてはなりませぬ。さ、お急ぎを…。
黒鎧の剣士:まだかよ! もう小一時間にもなるンだぞ!
騎士アグリアス:無礼であろう、ガフガリオン殿。王女の御前ぞ。
ガフガリオンと呼ばれた剣士:これでいいかい、アグリアスさんよ。…こちらとしては一刻を争うンだ。
騎士アグリアス:誇り高き北天騎士団にも貴公のように失敬な輩がいるのだな。
剣士ガフガリオン:辺境の護衛隊長殿には十分すぎるほど紳士的なつもりだがね…。
剣士ガフガリオン:それに、オレたちは北天騎士団に雇われた傭兵だ。あんたに礼をつくす義理はないンだ。
騎士アグリアス:なんだと、無礼な口を!
王女オヴェリア:わかりました。参りましょう。
神父:どうかご無事で。
王女オヴェリア:シモン先生も。
女騎士:アグリアス様…、て、敵がッ!
神学者シモン:ゴルターナ公の手の者か!?
剣士ガフガリオン:…ま、こうでなければ金は稼げンからな。
剣士ガフガリオン:なんだ、ラムザ、おまえも文句あるのか…?
剣士ラムザ:…僕はもう騎士団の一員じゃない。あなたと同じ傭兵の一人だ。
剣士ガフガリオン:…そうだったな。よし、行くぞッ!
王女オヴェリア:神よ……。

▲戦闘中
騎士アグリアス:黒獅子の紋章だと…!?
騎士アグリアス:ばかな…! ゴルターナ公はいったい何を考えているのだ!
騎士アグリアス:ここまでして、戦争を起こしたいのかッ!!
ゴルターナ軍騎士:そこの女ッ! 無駄な抵抗はやめておけ!
ゴルターナ軍騎士:おとなしく王女を渡すんだ! さもなくば、その奇麗な顔に傷がつくことになるぞッ!
剣士ガフガリオン:フン、真正面から攻めてくるとはな。ゴルターナ軍も能無しばかりだぜ!
騎士アグリアス:ならば、ここは我々だけに任せておくのだな!
剣士ガフガリオン:それでは金が稼げンのだよ! ラッド、ラムザッ! オレについてこいッ!
剣士ガフガリオン:いいか、一人残らず殺るぞッ! 生きて奴らを帰すなッ!
騎士アグリアス:何を言うか! 奴らを殺す必要はないッ!
騎士アグリアス:ここで奴らを殺してしまってはまさにゴルターナ公の思うつぼ! 追い返すだけでいいッ!
剣士ガフガリオン:そんな器用なマネができるもンかッ!

▲戦闘後
王女オヴェリア:離しなさいッ!
騎士アグリアス:しまった!!
ゴルターナ軍騎士:こっちへ来るんだッ! おとなしくしないかッ!!
王女オヴェリア:誰が貴方の言いなりに…!
ゴルターナ軍騎士:うるさいお姫さまだ。
騎士アグリアス:ま、待てッ!!
ゴルターナ軍騎士:悪いな…。恨むなら自分か神様にしてくれ。
騎士アグリアス:…なんてことだ。
剣士ラムザ:……ディリータ??
剣士ラムザ:生きていたのか、ディリータ? …でも、どうしておまえがゴルターナ軍にいるんだ…?
剣士ラムザ:どうして…?
回帰
英雄王ディリータの名が歴史に初めて登場するのは獅子戦争勃発の1年前…
五十年戦争の敗北は戦地より帰還した騎士たちの職を奪い、王家や貴族に対する忠誠心を放棄させ
盗賊に見をやつす者、王家に対して謀反を企てる者など大量の凶賊や逆族を生み出した…
そのため、当時のイヴァリースは強盗や殺人が日常茶飯事に起きるほど治安が乱れており幾人もの英雄や魔道師を輩出した
ここ、ガリランドの町もまた例外ではなかった…
ガリランド王位士官アカデミー
士官候補生:…昨夜もイグーロス行きの荷馬車がやられたんだとさ。
士官候補生:それも、骸旅団(むくろりょだん)の仕業なのかしら…?
剣士ラムザ:これから何が始まるんだろう? 知らないか、ディリータ?
剣士ディリータ:いや…ただ、ある程度の想像はつくが…。
剣士ラムザ:というと?
剣士ディリータ:ラーグ公がこの町へおいでになる。
剣士ラムザ:ラーグ公が…? 何故?
剣士ディリータ:ラーグ公だけじゃない。ランベリーの領主・エルムドア侯爵もだ。
剣士ラムザ:それは初耳だ。…公式訪問じゃないな。
剣士ディリータ:今のイヴァリースはどこもかしこも”危険地帯”ばかりだ。
剣士ディリータ:騎士団は八面六臂(はちめんろっぴ)の大活躍だが、実際には人手が足りない…。
剣士ラムザ:で、僕たち士官候補生ってわけか。
北天騎士団騎士:一同、整列ッ!
北天騎士団騎士:士官候補生の諸君、任務である!
北天騎士団騎士:諸君らも知っているとは思うが、昨今、このガリオンヌの地には野蛮極まりない輩どもが急増している。
北天騎士団騎士:中でも、骸旅団(むくろりょだん)は王家に仇なす不忠の者ども。見過ごすことのできぬ盗賊どもだ。
北天騎士団騎士:我々北天騎士団は、君命により骸旅団せん滅作戦を開始する。この作戦は大規模な作戦である。
北天騎士団騎士:北天騎士団に限らず、イグーロス城に駐留するラーグ閣下の近衛騎士団など多くの騎士団が参加する作戦だ。
北天騎士団騎士:諸君らの任務は後方支援である。具体的には、手薄となるイグーロスへ赴き、警備の任についてもらいたい。
北天騎士団騎士:士官候補生の諸君、装備を固め、剣を手にとるがいい!
北天騎士団騎士:我々北天騎士団によって撃砕された盗賊団の一味がこの町へ逃げ込もうとしているとの連絡を受けた。
北天騎士団騎士:我々はこれより町に潜入する奴等の掃討を開始する! 諸君らも同行したまえ!
北天騎士団騎士:これはせん滅作戦の前哨戦である! 以上だ! ただちに準備にかかれッ!!

▲戦闘中
盗賊:なんだ、ガキどもじゃねぇか! くくッ、ツイてるぜ!
盗賊:いいか、野郎ども。このガキどもを倒せばいいんだ! そうすりゃ逃げることができるぞ!
盗賊:気にするこたぁねぇ! 一人残らず殺っちまうぞッ!!

剣士ディリータ:ラムザ、気をつけろ! むやみに前に突っ込むなよ!
剣士ラムザ:侮るな、ディリータ! 僕だってベオルブ家の一員だッ!!
盗賊:ベオルブ家だと!? あの”ベオルブ”の名を継ぐ者か!
盗賊:そうか、おまえたちは士官アカデミーの候補生たちか! ふんッ、貴族のくそガキどもがッ!!
剣士ラムザ:大人しく投降しろッ! さもなくば、ここで朽ち果てることになるぞッ!!
盗賊:おまえたち、ひよっこどもに何ができるというんだ!
盗賊:おまえたち苦労知らずのガキどもにオレたちを倒せるものかッ!!

▲勝利後
剣士ラムザ:盗賊などという愚かな行為を何故、続けるんだ…?
剣士ラムザ:真面目に働いていれば、こんな風に命を失うこともないだろうに…。

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魔法都市ガリランド
騎士として最高位の称号”天騎士”を戴く偉大なる勇者
バルバネス・ベオルブはその日、最期の時を迎えようとしていた…

五十年戦争末期、ベオルブ家にて

天騎士バルバネス:戦況は……どうか……?
聖騎士ザルバッグ:我が北天騎士団の奮迅の働きによりランベリーを奪還いたしました。
聖騎士ザルバッグ:鴎国軍がゼルテニアから撤退するのも時間の問題でしょう。すべては順調です。ご心配なく。
ダイスダーグ卿:ラナード王子の側近・レナリオ伯に送った密使が戻って参りました。
ダイスダーグ卿:父上のご提案にレナリオ伯も同意するそうです。
天騎士バルバネス:そうか……ならばよい…… これで……長き戦いも……終わる…。
アルマ:お父さま……。
天騎士バルバネス:よいよい……泣くな…娘よ……。
聖騎士ザルバッグ:ラムザはどこだ…? こんなときに…!
天騎士バルバネス:ダイスダーグ、ザルバッグ…わしの自慢の息子たちよ…。
天騎士バルバネス:ラムザを頼む…。おまえたちとは……腹が違うが……わしの血を分けた息子だ……。
ラムザ:父上ッ!!
ダイスダーグ卿:…騒々しいぞ。
天騎士バルバネス:よく来てくれたな…… よく…顔を見せてくれ……。
ラムザ:父上……。
天騎士バルバネス:久しぶりだな…… いい面構えになったぞ……
天騎士バルバネス:学校はどうだ……? 春からは……アカデミーだな……。
ラムザ:…………。
天騎士バルバネス:よいか、ラムザ……。
天騎士バルバネス:我がベオルブ家は……代々王家に……仕える武門の棟梁…。騎士の魂は我らと共にある…。
天騎士バルバネス:ベオルブの名に恥じぬ騎士になれ…。不正を許すな…。人として正しき道を歩め…。
天騎士バルバネス:おまえはおまえの信じる道を……歩むのだ…。それが……ベオルブの名が示す真の騎士道だ…。
ラムザ:はい、父上…。
天騎士バルバネス:ディリータはいい子だ。身分は違うがおまえの片腕として役に立とう…。
天騎士バルバネス:士官アカデミーへの…編入の手続きをとっておいた…。ふふふ…、学長は目を丸くしていたがな……。
天騎士バルバネス:おまえに生涯仕える味方となろう…。仲良くな……。
ラムザ:は、はい……、父上……。
天騎士バルバネス:アルマを頼んだぞ………。
天騎士バルバネス:兄たちに負けぬ騎士になれよ… ラムザ……。
マンダリア平原
盗賊:こいつ、まだ息があるようだぜ。どうする?
盗賊:わかりきった質問をするな。侯爵さえ手に入ればいいんだ。
盗賊:そうだったな。
盗賊:小僧、恨むならてめぇの運命を恨むんだぜ。
盗賊:…ん? しまった、北天騎士団のやつらだッ!

剣士ディリータ:骸旅団の連中か? 誰か襲われているようだな…?

剣士ラムザの選択肢
1.骸旅団せん滅が僕らの任務だ!
2.彼を助けるのが先決だ!

1選択時
剣士ラムザ:骸旅団せん滅が僕らの任務だ! 目の前の敵だけを考えろ!
剣士ディリータ:本気か、ラムザ? 彼を見殺しにするつもりなのか!?
剣士ラムザ:きみは見殺しにするような戦い方をするつもりなのかい?
剣士ディリータ:……助けてみせるさ。

2選択時
剣士ラムザ:北天騎士団の名誉を傷つけてはならない! 彼を助けるのが先決だ!

剣士アルガス:…援軍か? た、助かった。

▲死亡時
剣士アルガス:…く、クソッ! こんなトコでくたばるなんて……。

▲勝利後
剣士ラムザ:大丈夫か?
剣士アルガス:なんとかな…。しかし、侯爵様が……。
剣士ラムザ:侯爵? ランベリーの領主、エルムドア侯のことか?
剣士アルガス:ああ、そうだ。おまえらは……?
剣士ラムザ:僕らはガリランド士官アカデミーの士官候補生だ。
剣士ラムザ:きみの力になれると思うよ。詳しく話を聞かせてくれ。

剣士アルガス:オレはアルガス…。ランベリー近衛騎士団の騎士…だ。
剣士ディリータ:騎士…?
剣士アルガス:…いや、騎士見習いさ。なんだよ、おまえらだって一緒じゃねぇか。
剣士ラムザ:僕はラムザ・ベオルブ。こっちは親友のディリータだ。
剣士アルガス:ベオルブって……あの北天騎士団のベオルブ家か?
剣士アルガス:そいつはすごい! なんてラッキーなんだ、オレは。
剣士ラムザ:???
剣士アルガス:お願いだ。侯爵様を助けるため北天騎士団の力を貸してくれ!
剣士ディリータ:どういうことだ?
剣士アルガス:侯爵様はまだ生きている! やつらに誘拐されたんだ!
剣士アルガス:早く手を打たないと侯爵様がやつらに殺されちまう! そうなったら、オレはいったい…。
剣士アルガス:だから、頼む! 手を貸してくれ! お願いだ!!
剣士ディリータ:まあ、落ちつけよ。死ぬと決まったわけじゃないだろ?
剣士ディリータ:骸旅団だって、誘拐したからには何か狙いがあるはずだ。何かの要求があったかもな。
剣士ラムザ:それに僕らだけじゃどうしようもないよ。
剣士ラムザ:だいたい、エルムドア侯が誘拐されたんだ。イグーロスじゃ今頃、大騒ぎだよ。きっと。
剣士ディリータ:まずは、イグーロスへ行き報告するのが先決だ。
剣士アルガス:わかった。そうしよう。
イグーロス城
ダイスダーグ卿:…初陣を勝利で飾ったそうだな。兄として嬉しいぞ。
ダイスダーグ卿:他の重臣の方々もさすがベオルブ家の血を引く者と誉めておいでだったぞ。
剣士ラムザ:…ありがとうございます。
ダイスダーグ卿:なんだ、嬉しくないのか?
剣士ラムザ:いえ、そんなことはございません。お褒めの言葉、有り難く存じます。
剣士ラムザ:…報告があったと思いますが、エルムドア侯の馬車が襲われ、誘拐されたとのこと。
剣士ラムザ:いかがなされますか?
ダイスダーグ卿:うむ。ザルバッグに捜索隊を出すようすでに手を打ってある。
ダイスダーグ卿:また、いずれ、やつらから身代金の要求もあろう…。侯爵殿が生きておいでならばな。
剣士アルガス:お願いします、ベオルブ閣下。何卒、私に百の兵をお与えください!
ダイスダーグ卿:………。
剣士アルガス:何卒、お願い申し上げます。やつらに殺された仲間の仇を私にッ!
ダイスダーグ卿:手を打ったと申しておる。それがわからぬわけではあるまい。
ダイスダーグ卿:ここは貴公が暮らす土地ではない。ガリオンヌのことは我らに任せておくことだ。
剣士アルガス:し、しかし!
ダイスダーグ卿:身分をわきまえぬか、アルガス殿!
ダイスダーグ卿:貴公は、騎士の称号すら持たぬ一兵卒にすぎぬことを忘れておいでか?
剣士アルガス:くッ…………。
ダイスダーグ卿:おまえたちには、このイグーロス城の警護についてもらおう。
ダイスダーグ卿:なに、それほど難しくはない。”危険”が、この城にまで及ぶことなどなかろうよ。

剣士アルガス:…オレの家も昔はベオルブ家みたいに皆から尊敬される家柄だったんだ。
剣士アルガス:五十年戦争の時に、オレのじいさんが敵に捕まってなぁ…。
剣士アルガス:じいさん、自分だけ助かるために仲間を敵に売ったんだよ。そう、自分の命を救うためにね…。
剣士アルガス:でも、敵の城を出たとたんに背後から刺されて死んじまった…。オレみたいな騎士見習いにな。
剣士アルガス:そんな話を、じいさんの仲間だった一人が命からがら脱出してきて方々に吹いてまわったんだ。
剣士アルガス:もちろん、オヤジは信じなかったよ。でもな、みんなその話を信じた。そして、みんな去っていった…。
剣士アルガス:身分か……。たしかに、オレ一人じゃダイスダーグ卿には会えんよなぁ…。

若い娘の声:兄さーん!
剣士ディリータ:ティータ!
剣士ラムザ:アルマ、ザルバッグ兄さん!
アルマ:ラムザ兄さん。戻っておいでだったのね。
剣士ラムザ:お久しぶりです、兄さん。
聖騎士ザルバッグ:聞いたぞ。ガリランドでは盗賊どもをけちらしたそうだな。
聖騎士ザルバッグ:それでこそベオルブ家の一員だ。亡き父上も喜んでおいでだろう。
剣士ラムザ:…ありがとうございます。
聖騎士ザルバッグ:ふふっ、あいかわらずだな。こんな言葉じゃ素直に喜べんか。
聖騎士ザルバッグ:ディリータ。たくましくなったな。おまえの活躍の話も聞いたぞ。ティータが嬉しそうだった。なぁ?
ティータ:ディリータ兄さん。お元気そうでなによりです。
剣士ディリータ:ティータこそ元気そうでよかった。学校には慣れたか?
ティータ:ええ、みなさん、とてもよくしてくださるので…。
聖騎士ザルバッグ:ゆっくり話していたいところだが、これから盗賊狩りなんだ。すまんな。
剣士ラムザ:ご武運を。
聖騎士ザルバッグ:…骸旅団から身代金の要求があった。
剣士アルガス:なんだって!?
聖騎士ザルバッグ:…どうも腑に落ちないことがある。
聖騎士ザルバッグ:骸旅団は反貴族を掲げるアナーキストだが、貴族やそれに仕える者たち以外には手を出さない義賊だという。
剣士アルガス:そんなやつらが金目当てで侯爵殿を誘拐したとは考えにくいな。
剣士アルガス:ばかな! やつらはただのならず者だ!
聖騎士ザルバッグ:情報収集のために放った”草”(スパイのこと)の一人が戻ってこない。
聖騎士ザルバッグ:大事に巻き込まれたと考えられるが”草”ごときに捜索隊を出す必要はないと重臣の方々はおっしゃるのだ。
剣士ラムザ:どこで消息を絶ったんですか?
聖騎士ザルバッグ:ガリオンヌの東、ドーターという名の貿易都市だ…。
聖騎士ザルバッグ:…城の警護なんぞ、退屈だぞ。そう思わんか?
剣士ディリータ:ティータ、すまない。僕らは行くよ。
ティータ:私のことなら心配しないで。自分のことだけ考えてね。
剣士ディリータ:大丈夫。無茶はしない。必ず戻ってくるからいい子でいろよ。
剣士ディリータ:さぁ、行こうぜ、アルガス。
アルマ:ティータはああ言ったけど、ほんとは……。
剣士ラムザ:ティータがどうかしたのか?
アルマ:身分が違うって、学校でいじめられることが多いのよ。
剣士ラムザ:………。
アルマ:ごめんなさい。兄さん。余計な心配させちゃって。
アルマ:ティータのことは大丈夫よ。私がついているから。安心して。
剣士ラムザ:心配なんてしてないさ。でも、あんまり無理するなよ。
アルマ:兄さんこそ、周りの期待に応えようとなんでも背負い込みすぎよ。
アルマ:兄さんは兄さんなんだから、ベオルブの名に縛られることはないわ。
剣士ラムザ:まるで、母さんみたいな言い方だな。ははははは。
アルマ:ラムザ兄さん……。
スウィージの森
剣士アルガス:チッ。こんなところでモンスターと遭遇するなんて、ツイてねぇ。
剣士ディリータ:ぼやくなよ、アルガス。城の警護よりはマシさ。
剣士アルガス:ケッ、命がかかっているのによくそんなこと言えるな…。
剣士ラムザ:おしゃべりはそこまでだ! 来るぞッ!!

▲勝利後
剣士ラムザ:この森を抜ければドーターまでもう少しだ。
貿易都市ドーター(ドーターのスラム街)
剣士らしき男:…知らないって言ってるだろ!
騎士らしき男:ウソを言うなッ! おまえたちがやったことはわかっているんだ!
騎士らしき男:…ギュスタヴはどこだ? どこにいる…?
剣士らしき男:し、知らない……。
騎士らしき男:侯爵はどこだ? どこに隠したんだ……? 言えッ!!
騎士らしき男:これが最後だ……。どこだ?
剣士らしき男:さ、砂漠だ……。
騎士らしき男:そうか、”砂ネズミの穴ぐら”か…。
剣士ラムザ:待てッ!!
騎士らしき男:チッ、北天騎士団か。
剣士アルガス:どうやら、ドーターまで来た甲斐があったようだな。
剣士ディリータ:あの男は、たしか……?
剣士ラムザ:知っているのか、ディリータ。
剣士ディリータ:五十年戦争の終わり際にイグーロスで見たことがある……?
剣士ラムザ:戦わないわけにはいかないようだな。行くぞッ!!

▲戦闘中
剣士ディリータ:そうだ、思い出した! あの騎士の名はウィーグラフだ。
剣士ディリータ:平民の中から慕った義勇兵の集団、”骸騎士団”の団長ウィーグラフだ。
剣士アルガス:なにッ? …てことは、あいつが?
剣士ディリータ:そう。”骸旅団”の親玉さ。

▲戦闘後
剣士アルガス:…おまえたちが骸旅団だってのはわかっているんだ。
剣士アルガス:侯爵様はどこだ? どこに監禁されているんだ? 言えッ!!
剣士アルガス:さっきまで、おまえたちのボス、ウィーグラフがいただろ?
剣士アルガス:ヤツはどこへ行ったんだッ!?
剣士アルガス:こ、この野郎ッ! なんとか言ったらどうだ!!
剣士ラムザ:よせッ! アルガス!
剣士アルガス:チッ。
剣士アルガス:…いいか、よく聞け。
剣士アルガス:まもなく、おまえら骸旅団を皆殺しにするために、北天騎士団を中心とした大規模な作戦が実行される…。
剣士アルガス:そうだ、おまえたちは死ぬんだ。一人残らず地獄へ落ちるのさ。盗賊にふさわしい末路だな。
剣士アルガス:だが、おまえは幸せだ。ウィーグラフの行く先を教えれば命だけは助かるぞ。どうだ?
骸旅団剣士:…オレは知らん。
剣士アルガス:言葉遣いに気をつけろよ、この野郎! 盗賊が貴族にタメ口聞くんじゃねぇ!
骸旅団剣士:…オレたちは…盗賊なんかじゃない。
剣士アルガス:なんだとぉ!
骸旅団剣士:…貴様たち貴族はいつもそうだ。オレたちを人間とは思ってない…。
骸旅団剣士:五十年戦争で…、この国のために…命を賭けて戦ったオレたちを…用済みになると切り捨てた……。
骸旅団剣士:オレたちと貴様ら貴族にどんな違いがあるというんだ…? 生まれ? 家柄? 身分って何だ…?
剣士アルガス:誘拐の上、身代金まで要求するおまえらが何を偉そうに言うッ!!
骸旅団剣士:……侯爵誘拐は……間違いだ……。ウィーグラフ様の計画じゃない……。
剣士アルガス:!?
骸旅団剣士:我々は金目当てで…要人誘拐など…絶対にしない……。
剣士ラムザ:じゃあ、誰なんだ? 誰がエルムドア侯を誘拐したんだ?
骸旅団剣士:…………。
剣士アルガス:言え! おまえたちじゃないとしたらいったいどこのどいつなんだッ?
骸旅団剣士:…ギュスタヴだ。
剣士アルガス:ギュスタヴ? 誰だ、そいつは?
剣士ディリータ:ギュスタヴ・マルゲリフ…。”骸騎士団”の副団長だ。
剣士アルガス:やっぱり、おまえたち骸旅団の仕業じゃねぇかッ!
骸旅団剣士:ち、違う。我々骸旅団は貴様たちを倒すために戦っている!
骸旅団剣士:我々は平等な世界を築くために戦っている誇り高き勇者だ…。ギュスタヴとは違う!!
剣士アルガス:何が誇り高き勇者だ? このゲス野郎めッ!!
剣士ラムザ:いい加減にしないか、アルガスッ!
剣士アルガス:で、そのギュスタヴとやらはどこだ?
骸旅団剣士:…す、”砂ネズミの穴ぐら”だ…。
剣士アルガス:砂ネズミ?ぃ?
剣士ディリータ:余所から来たアルガスにはわからないと思うが…
剣士ディリータ:”砂ネズミ”はこのドーターの北に広がるゼクラス砂漠にのみ生息するネズミのことだ。
剣士アルガス:!?
剣士ラムザ:ドーターとゼクラス砂漠の間に集落なんかあったか?
剣士ディリータ:今はないが、以前、砂漠の民の集落だった場所ならある……。
剣士ラムザ:…ギュスタヴと侯爵はそこだな。
剣士ディリータ:ああ、おそらくな
剣士アルガス:どういうことだ??
剣士ラムザ:”穴ぐら”はネズミの巣ってことさ。
剣士アルガス:!?
ゼクラス砂漠(砂ネズミの穴ぐら)
骸旅団騎士:…おい、聞いたか? 北天騎士団が本格的に動き出すらしいぜ。
骸旅団弓使い:ああ、聞いたよ。…オレたちはいったいどうなるんだ?
骸旅団騎士:殺される前に足を洗ってどこかへ逃げるしかないな。
骸旅団戦士:ウィーグラフに従っても死ぬだけだしな。
骸旅団騎士:ああ、そのとおりだ。
骸旅団騎士:ギュスタヴの計画どおりに侯爵の身代金さえ手に入ればこんな生活ともおさらばさ…。
骸旅団見張り:た、たいへんだッ!! 北天騎士団のヤツラだッ!!
剣士ラムザ:よし、他の奴らに悟られる前に見張りを倒せッ!!

▲戦闘後
剣士ラムザ:予想外に手間取ったな……。気付かれてもよさそうだけど……?

騎士ウィーグラフ:どうだ、ギュスタヴ、いい加減に観念したらどうだ?
騎士ギュスタヴ:…貴様の革命などうまくいくものかッ!!
騎士ギュスタヴ:オレたちに必要なのは思想じゃない。食いものや寝るところなんだッ! それも今すぐになッ!!
騎士ウィーグラフ:おまえは目先のことしか見ていない。重要なのは根本を正すことだ!
騎士ギュスタヴ:…貴様にそれができるというのか?
騎士ギュスタヴ:無理だよ、ウィーグラフ。貴様には絶対にできないッ!
騎士ウィーグラフ:言いたいことはそれだけか? ギュスタヴ、おわかれだ。
騎士ギュスタヴ:うあ……う………。
剣士ラムザ:ウィーグラフ!!
剣士アルガス:侯爵様ッ!!
騎士ウィーグラフ:動くなッ!
剣士アルガス:貴様ッ!!!
剣士ディリータ:よせッ、アルガス。
騎士ウィーグラフ:侯爵殿は無事だ。イグーロスへ連れて帰るといい。
剣士ラムザ:…どういうことだ?
騎士ウィーグラフ:侯爵様の誘拐は我々の本意ではない。我々は卑怯な手段は使わないのだ。
騎士ウィーグラフ:…このまま私を行かせてくれたら侯爵殿をお返しするが、どうかね?
剣士アルガス:ふざけるなッ! オレたちにかなうとでも思うのかッ!
剣士ディリータ:よせッ、アルガス。彼は本気だ!
エルムドア侯爵:う…うう……。
剣士ディリータ:行かせるんだ、アルガスッ!!
剣士アルガス:なぜ止めるッ!
剣士ディリータ:放っておいても骸旅団は全滅する! わざわざ危険を冒す必要はないッ!
剣士アルガス:…ぐッ!!
剣士ラムザ:大丈夫。弱っているだけで特に外傷はない。
剣士ディリータ:イグーロスへ戻ろう…。
イグーロス城
ダイスダーグ卿:…いったい、どういうことだ? 何故、ゼクラス砂漠へ行ったのだ?
剣士ラムザ:…………。
ダイスダーグ卿:黙っていたのではわからん。説明しろと言っている…。
剣士ディリータ:自分がラムザを無理矢理、誘いました。
ダイスダーグ卿:そうなのか、ラムザ? ディリータのせいなのか?
剣士ラムザ:…いえ、自分の意志です。ディリータのせいじゃありません。
剣士ディリータ:いいえ、ラムザはウソを言っています。悪いのは…
剣士ラムザ:僕をかばわなくていい。命令違反をしたのは僕の意志だ!
ダイスダーグ卿:…皆が勝手気ままに振る舞うとしたら何のために”法”が存在するのだ?
ダイスダーグ卿:我々ベオルブ家の人間は”法”を順守する尊さを騎士の規範として示さねばならぬ。
ダイスダーグ卿:ベオルブの名を汚すつもりかッ?
剣士ラムザ:……すみません、兄さん。
男の声:もう、よいではないか、ダイスダーグ。
身なりのよい男:侯爵を救出した功績は大きい。そう目くじらを立てなくともよい。
身なりのよい男:功をあせる若い戦士たちの気持ちもわかるというもの。かつては、我らもそうであった。
ダイスダーグ卿:…甘やかされては他の者たちに対してけじめがつきませぬぞ、ラーグ閣下。
ラーグ公:そなたがダイスダーグの弟か。…楽にしてよいぞ。
ラーグ公:なるほど、亡きバルバネス将軍にそっくりだな…。よい、面構えだ。
ラーグ公:そのありあまる若さと力は城の警護だけで補えるものでもあるまい……。
ダイスダーグ卿:…骸旅団せん滅作戦も大詰めだ。おまえたちの参加を許そう。
ダイスダーグ卿:いくつかの盗賊どものアジトを一斉に襲撃する。そのひとつをおまえたちに任そう。
剣士ラムザ:…はい。
ダイスダーグ卿:申し訳ありませぬ。
ラーグ公:気にするな、ダイスダーグ。
ラーグ公:所詮、ギュスタヴもその程度の男だったということだ。
ラーグ公:侯爵誘拐がガリオンヌ領で行われた時点で、計画変更は避けようがなかったのだ…。
ラーグ公:それに侯爵の命を助けたのは事実。こちらの要求に対して侯爵側も妥協しないわけにはいくまい。
ラーグ公:結果として、貴公の弟君の行動は我々を有利な立場にしてくれた…。
ダイスダーグ卿:国王の命もあとわずか…。事を急がねば…。
ラーグ公:ああ、期待しているとも。我が友よ…。
盗賊の砦
剣士ミルウーダ:そう、本隊との連絡も途切れたのね。私たちも、もうおしまいのようね…。
骸旅団白魔道士:なに言っているんですか! 戦いはまだ終わってないじゃないですかッ!
骸旅団白魔道士:そうですよ。やつら、貴族どもが我々に謝罪するまで続くんですッ!
剣士ミルウーダ:兄さんの…、兄さんのやり方が甘いから……。
骸旅団見張り:て、敵襲ッ!!
剣士アルガス:侯爵様を救出できたのもラムザたちのおかげだ。
剣士アルガス:この作戦が終了するまでは手伝うぜ!

▲戦闘後
剣士ラムザ:おとなしく剣を棄てるんだ。抵抗しなければ命だけは助けよう。
剣士ミルウーダ:殺せ、殺すがいい。我々はどうせ家畜なんだ…、殺せッ!
剣士ラムザ:それほどまでに僕らが憎いのか…?
剣士アルガス:ラムザッ! やれ! 殺すんだッ!!
剣士アルガス:こいつはおまえの敵だ! ベオルブ家の敵だ! わかるか? おまえの敵なんだよ!
剣士アルガス:こいつは敗者だ。人生の敗者だ! 敗者を生かしておく余裕はどこにもない!
剣士アルガス:こいつを殺さなければ次に死ぬのはオレたちだ! 共に歩む道など、どこにもない!
剣士アルガス:殺せッ、ラムザッ! おまえがその手でやるんだッ!!
剣士ディリータ:ラムザ、僕には彼女が敵とは思えない…。
剣士アルガス:なんだと? 気でも狂ったのか、ディリータ?
剣士ディリータ:彼女は家畜じゃない…。そうさ、僕らと同じ人間だ…。
剣士アルガス:裏切るのか、ディリータ!? やはり、おまえは……!!!
剣士ミルウーダ:情けをかけるのか。なめられたものね…。
剣士ミルウーダ:あなたが、あのベオルブ家の一員である以上、あなたは私の敵よ。それを覚えておくといいわ…。
剣士ラムザ:ディリータ…、僕らは……?
剣士アルガス:チッ、どいつもこいつも……。
イグーロス城
同時刻 ガリオンヌの成都イグーロス ベオルブ邸

ティータ:イヤッ! やめてッ、離してッ!!
騎士ゴラグロス:早くしろッ!
アルマ:痛いッ! 手を離してッ! 兄さんッ!!
騎士ゴラグロス:チッ、ここまでかッ!!
聖騎士ザルバッグ:大丈夫か、アルマ?
アルマ:ええ、私は大丈夫。それよりティータが…。
聖騎士ザルバッグ:ああ、わかっている。
聖騎士ザルバッグ:兄上ッ!!
ダイスダーグ卿:わ、私は大丈夫だ…。アルマは…無事か……?
アルマ:はい、なんともありません。ひどい怪我……。
ダイスダーグ卿:ま、まさか、ここを襲撃するとは…。私を狙ってきたか……。
聖騎士ザルバッグ:5人ほどやられました…。ティータもさらわれてしまいました。
ダイスダーグ卿:やつらを追え…。草の根を分けても捜し出せ…。
アルマ:兄さん、それ以上、しゃべらないで!
ダイスダーグ卿:骸旅団め……。
アルマ:兄さん、兄さんッ、しっかりしてッ!
聖騎士ザルバッグ:誰かッ! 誰かいないのかッ!!

ダイスダーグ卿:敵のアジトを落としたそうだな…。よくやった…。
ダイスダーグ卿:あとは、ザルバッグに任せてゆっくりと休むがいい…。ご苦労だったな…。
ダイスダーグ卿:心配するな…。たいした傷ではない…。
剣士ラムザ:兄さん、ティータは…、ティータはどうなるんですか…?
ダイスダーグ卿:…やつらの本拠地を発見次第、ザルバッグが総攻撃をかける。
剣士ラムザ:そ、そんな…!!
ダイスダーグ卿:骸旅団はもうガタガタだ。逃げている者も数十人しかいない。
ダイスダーグ卿:頭目のウィーグラフは未だに捕らえていないが、それも時間の問題だろう…。
剣士ラムザ:ティータを……ティータを見殺しにするんですか?
ダイスダーグ卿:心配するな。手は打ってある。
ダイスダーグ卿:ティータの身柄を取り戻すまでは総攻撃などはせん。絶対にな…。
ダイスダーグ卿:実の妹のように想っているティータを見殺しになどするものか…。

剣士ラムザ:待てよ、ディリータ。どこへ行こうっていうんだ。
剣士ラムザ:とにかく、落ちつけよ!
剣士ディリータ:落ちつけだと? 落ちついていられるものかッ!
剣士ラムザ:どこにいるかもわからないんだ! あてもなく捜したって意味がないよ!
剣士ディリータ:意味がないだと!? たった一人の妹なんだぞ!!
剣士ラムザ:に、兄さんも…言っていたじゃないか……。
剣士ラムザ:ティータを見殺しには…しないって…と…に…かく…今……動いても……く、苦しいよ……。
剣士ディリータ:すまない、ラムザ。大丈夫か…?
剣士ラムザ:あ、ああ…。ゴホッ、ゴホッ…。
剣士アルガス:オレは”絶対”なんて言葉を”絶対”に信じないけどな。
剣士ラムザ:兄さんが嘘をついているとでも?
剣士アルガス:ああ、オレだったら、平民の娘を助けるなんてことはしないな。
剣士ディリータ:なんだと…!
剣士アルガス:おまえたち平民のために兵など動かさんと言っているんだ!!
剣士ディリータ:き、貴様ッ!!
剣士ラムザ:よせッ! ディリータ!
剣士ディリータ:離せッ! 畜生ッ、離せッ!!
剣士アルガス:フン、やっぱり平民は所詮、平民だ。貴族になれやしないッ!
剣士アルガス:ディリータ、おまえはここにいちゃいけないヤツなんだよ! わかるか、この野郎ッ!
剣士ディリータ:言わせておけばッ!!!
剣士ラムザ:やめろッ! ディリータ! アルガスもいい加減にしろッ!!
剣士アルガス:ラムザ、目を覚ませ。そいつはオレたちとは違う。
剣士アルガス:わかるだろ、ラムザ。オレたち貴族とコイツは一緒に暮らしていけないんだ。
剣士ラムザ:ばかな! ディリータは親友だ。兄弟みたいに暮らしてきたんだ!
剣士アルガス:だからこそ、目を覚ませ。友だちごっこはもうおしまいだ。
剣士アルガス:きみは名高きベオルブ家の御曹司だ。貴族の中の貴族だ。コイツと一緒にいちゃいけない。
剣士アルガス:少なくとも、きみの兄キたちはそう思っているはずだぜ!
剣士ディリータ:おまえみたいな貴族ばかりじゃない! オレはラムザを信じる!
剣士ラムザ:僕の前から消えろ! 二度と現れるなッ!!
剣士アルガス:つれない言葉だな。仲間じゃないか。
剣士ラムザ:二度とは言わないぞ! さっさと行けッ!!
剣士アルガス:やつらの本拠地はジークデン砦だ。きみの兄キに聞いたよ。
剣士アルガス:もっとも、正面からは近づけないぜ。幾重もの警戒線が引かれているとさ。裏から攻めるしかないな。
剣士アルガス:ま、せいぜい、頑張ってくれよ。甘ったれた御曹司さん。
剣士ラムザ:失せろッ!!
マンダリア平原
剣士ディリータ:きれいだな。ティータもどこかでこの夕日を見てるのかな…。
剣士ラムザ:…大丈夫だよ、ディリータ。ティータは無事さ。
剣士ディリータ:…違和感は感じていたさ。ずっと昔からな。
剣士ラムザ:アルガスの言ったことを気にしてるのか?
剣士ディリータ:どんなに頑張ってもくつがえせないものがあるんだな…。
剣士ラムザ:そんなこと言うなよ。努力すれば……
剣士ディリータ:努力すれば将軍になれる?
剣士ディリータ:この手でティータを助けたいのに何もできやしない…。
剣士ディリータ:僕は”持たざる者”なんだ…。
剣士ラムザ:………………。
剣士ディリータ:おぼえてるか? 親父さんに教えてもらった草笛を…。
レナリア台地
剣士ミルウーダ:ここも、封鎖されているのか…。我々に逃げ道はないということね。
骸旅団戦士:もうあきらめましょう。おとなしく投降したほうが…。
剣士ミルウーダ:やつらに捕まるぐらいならここで死んだ方がマシよ!!
剣士ミルウーダ:だいたい捕まればそのまま処刑台行きなのよ! 戦うしか活路はないのよッ!

剣士ディリータ:ウィーグラフはどこだッ! ティータをどこへやった!!
剣士ミルウーダ:ティータ? ゴラグロスが人質にしたベオルブ家の娘のこと?
剣士ディリータ:ティータはオレの妹だッ! ベオルブとは関係ないッ!!
剣士ディリータ:おまえたちがティータを人質にしても何の意味もない! お願いだ、妹を返してくれッ!!
剣士ミルウーダ:貴方たちは返してくれるの?
剣士ミルウーダ:貴方たち貴族が、私たちから奪ったすべてのものを貴方たちは返してくれるの?
剣士ミルウーダ:最初に奪ったのは貴方たち。私たちはそれを返してくれと願っているにすぎない。
剣士ミルウーダ:だが、貴方たちは返してくれない。ただ、ひたすら奪い続けるだけだ! だから、私たちは力を行使する!
剣士ミルウーダ:あきらめない! 貴方の妹を返さねばならない理由はどこにもないのよッ!!
剣士ディリータ:オレは、オレは…!!

▲勝利後
剣士ミルウーダ:に、兄さん……。ごめんなさい………。
剣士ラムザ:どうして……、どうして、こんなことに……。
剣士ディリータ:くそッ、オレはいったい何者なんだ! オレはいったい……。
フォボハム平原(風車小屋)
騎士ウィーグラフ:何故、娘を誘拐した?
騎士ゴラグロス:我々が逃げるためには人質を取らざるをえなかったんだ。
騎士ウィーグラフ:逃げるだけならば途中で解放することもできたはず。
騎士ウィーグラフ:ゴラグロス、まさか、おまえまで…!
騎士ゴラグロス:ギュスタヴと一緒にするのか!
騎士ゴラグロス:よく考えてみろ、ウィーグラフ。我々骸騎士団は仲間の大半を失い、今も北天騎士団に包囲されている。
騎士ゴラグロス:この窮地を乗り切るためにはまたとない切り札となるぞ。この娘はベオルブ家の令嬢だからな!
騎士ウィーグラフ:逃げてどうする? いや、どこへ逃げようというのだ?
騎士ウィーグラフ:この場から逃れようとも我々は奪われる側…。いいように利用されるだけだ!
騎士ウィーグラフ:我々は我々の子供たちのために未来を築かねばならない。同じ苦しみを与えぬためにも!
騎士ウィーグラフ:我々の投じた小石は小さな波紋しか起こせぬかもしれんがそれは確実に大きな波となろう。
騎士ウィーグラフ:たとえ、ここで朽ち果てようともな!
騎士ゴラグロス:我々に”死ね”と命ずるのか?
騎士ウィーグラフ:ただでは死なぬ。一人でも多くの貴族を道連れに!
騎士ゴラグロス:バカな! 犬死にするだけだ!!
騎士ウィーグラフ:いや、ジークデン砦には生き残った仲間がまだいるはずだ。
騎士ウィーグラフ:合流すれば一矢報いることはできよう!
騎士ゴラグロス:すでに、殺られているかも……。
騎士ウィーグラフ:なんだとッ! ミルウーダが殺られたというのか!
騎士ウィーグラフ:ミルウーダ……。
骸旅団戦士:ミルウーダの命を奪った小隊がここへ来るのも時間の問題です。
骸旅団戦士:ウィーグラフ様、ご指示を!
騎士ウィーグラフ:わかった。ここを撤退する!!
騎士ウィーグラフ:聞いてのとおりだ、ゴラグロス。ジークデン砦へ向かうぞ。娘はここへ置いていけ!
骸旅団見張りの声:敵襲ッ!! 北天騎士団のヤツラだーッ!!
騎士ウィーグラフ:チッ、早いなッ!!
騎士ウィーグラフ:ここは私がくい止める! ゴラグロス、おまえは他の仲間と共にジークデン砦を目指せ!!
騎士ゴラグロス:オレは逃げてやる……。死んでたまるか!

▲戦闘中
騎士ウィーグラフ:おまえたちは、あの時の…。まさか、おまえたちがミルウーダを?
騎士ウィーグラフ:おまえたち士官候補生たちが我が妹、ミルウーダを倒したというのか…!
剣士ラムザ:彼女はウィーグラフの妹だったのか?

▲勝利後
騎士ウィーグラフ:クッ、手強いッ!!
騎士ウィーグラフ:ミルウーダ、すまぬ! 私はここで死ぬわけにはいかないッ!
剣士ラムザ:待てッ、ウィーグラフ! 逃げるのかッ!!
騎士ウィーグラフ:エルムドア侯爵をギュスタヴに誘拐させたのは誰だと思う?
騎士ウィーグラフ:それはおまえの兄・ダイスダーグだ! もちろん、聖騎士ザルバッグ殿もそれを知っているだろうッ!!
剣士ラムザ:ばかなッ! 何故、兄さんがそんなことをしなければならないッ!
騎士ウィーグラフ:国王亡き後の覇権をめぐり二人の獅子が争おうとしている!
騎士ウィーグラフ:一人は白獅子ラーグ公、もう一人は黒獅子ゴルターナ公。
騎士ウィーグラフ:二人は誰が味方で誰が敵なのかを見極めようとしている。しかし、他人の頭の中を覗くのは難しい。
騎士ウィーグラフ:ならば、いっそ亡き者にしその領地に息のかかった者を送り込めばいい!
騎士ウィーグラフ:革命に疲れた愚かなギュスタヴはおまえの兄・ダイスダーグの甘言につられて侯爵様を誘拐した…!
剣士ラムザ:ウソだッ!! 誇り高きベオルブ家の人間がそんな卑怯な事をするものか!
騎士ウィーグラフ:自分の目と耳で確かめるがいい! さらばだ、ベオルブの名を継ぐ者よ!
剣士ラムザ:待てッ、ウィーグラフッ!! その言葉を訂正しろッ!!

剣士ディリータ:ティータ! どこだ、ティータ!!
剣士ディリータ:いない! どこにもいないッ! ティータ、どこだッ!!
剣士ラムザ:ウィーグラフめ ウソだったのか!?
剣士ラムザ:ディリータ、ジークデン砦へ行こう! きっとティータはそこにいるはずだ。
剣士ディリータ:どうしてだ? どうして、こんなことになった?
剣士ディリータ:教えてくれ、ラムザ。どうして、ティータがこんな目に…。
剣士ラムザ:ディリータ……。
ジークデン砦
騎士ゴラグロス:さっさと、ここを立ち去るんだッ! この娘がどうなってもいいのかッ!
騎士ゴラグロス:おかしなマネはするなよ! この砦の中には火薬がごまんと積まれているんだ!
騎士ゴラグロス:おまえたち全員を吹き飛ばすだけの量はたっぷりあるんだぞッ! わかったら、さっさと行けッ!
聖騎士ザルバッグ:我々北天騎士団は貴様たちの脅しなどに屈したりはしないッ!!
剣士ラムザ:兄さんッ! アルガスッ!!
剣士ディリータ:ティータッ!!
ティータ:兄さんッ!!
騎士ゴラグロス:早く退けッ! さあッ!!
聖騎士ザルバッグ:構わん、やれ!
剣士アルガス:ハッ!
騎士ゴラグロス:な、なんのつもりだ…??
ティータ:ディリータ…兄さ……ん…………。
剣士ディリータ:ティーターッ!!!!!
北天騎士団騎士:ザルバッグ将軍閣下、山道に新たな敵兵が出現しました!
北天騎士団騎士:人数は約50名ほど。中にウィーグラフらしき顔を見かけたとの報告です!
聖騎士ザルバッグ:わかった、すぐに行く。…あとは任せたぞ、アルガス。
騎士ゴラグロス:ク…、クソッ……!
剣士ディリータ:ティータッ!
剣士アルガス:どこへ行こうっていうんだ?
剣士ディリータ:アルガスッ! 貴様ーッ!!
剣士アルガス:なんだ、やろうッていうのか? いいだろう、相手になるぜ!
剣士ラムザ:兄さん…、どうして…? どうして、ティータを……?
剣士アルガス:さあ、かかってこいよ! 家畜は所詮家畜だってことを教えてやるッ!!

▲勝利後
剣士アルガス:く…くそッ…… おまえたち…… な、軟弱者どもに……やられ……

剣士ラムザ:……ディリータ。
剣士ラムザ:なんだ!? 爆発…???
剣士ラムザ:ディリータ、ここは危険だ! 早くこっちへッ!!
剣士ラムザ:ディリータッ!!!

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僕は今まで当然のように生きてきた。
その”当然”が崩れたとき
僕はすべてを棄てて逃げ出した…。


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