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シナリオ概況 左慈伝

真・三國無双4攻略 シナリオ概況 左慈伝を掲載しています。
1章 黄巾の乱(討伐軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

小生は左慈。字は元放。
少々の方術を心得る者。黄巾の乱を鎮めがてら、次の時代を築く英雄の顔を見に戦場を訪れた。

小生が見たところ、この乱世を終え、仁徳に満ちた天下を築き得るのは、劉玄徳なる漢。
だが、彼を呑み込むほどの大きな漢がいる。

曹孟徳。乱世においてひときわ輝く漢。彼の性と質、英雄たりえる者か否か。
彼に会い、それらを見極めねばならぬであろう・・・・・・。
【戦況】
何進率いる討伐軍は、黄巾賊の本拠地・冀州に進軍する。
狙うはただひとつ、黄巾賊の首領・張角の撃破。頭を倒して、黄巾賊を壊滅させるのが最終目標である。

張角とその弟たちは妖術を中心にして攻めてくる。妖術を何としても止め、勝利を引き寄せるのだ。
術者を迅速に倒し、祭壇の占拠を目指すのが得策かもしれない。
【クリア後/評定】
何進

世を惑わす賊徒・張角は死んだ。黄巾賊は滅亡したと言ってもよかろう。
この総大将・何進、諸将たちの働きに感謝する。

諸君は各地に戻り、引き続き漢朝に対して忠節を尽くしてくれ。
二度とこのような乱が起こらないように、目を光らせておくのだ。
2章 虎牢関の戦い(連合軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

曹孟徳は、やはり破格の器であった。
だが、あの大器は、仁や徳で満たされることはないであろう。
やはり、次代を託すべきは劉玄徳。

小生は考えた。劉玄徳という徳の大器を、曹孟徳という才の大器が支える。
それこそが、次の時代に最も喜ばしい形であろうと。

今、彼らは墜ちた傑物・董卓を討たんと洛陽に攻め上がっている。
このような些末な戦は、小生の手で片付けてしまおう。
【戦況】
反董卓連合軍はついに、洛陽の玄関・虎牢関の手間まで進撃した。
対する董卓は、虎牢関の守備を猛将・呂布に任せて、洛陽に閉じこもっている。

虎牢関を守る呂布は、鬼神と称される猛将。
真正面からぶつかれば、打ち破ったとしても被害は甚大であろう。
臨機応変に対処する力が求められる。
【クリア後/評定】
袁紹

逆賊・董卓をついに倒すことができた。
これも連合軍の諸侯が力を合わせた結果だ。
盟主として誇りに思う。

董卓打倒という目標が果たされ、連合軍は解散となる。
だが、名族の旗の下、戦った日々を皆忘れないであろう。
3章 官渡の戦い(袁紹軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

董卓が倒れた後、曹孟徳はその勢いを強めていった。
一方の劉玄徳は、曹孟徳に戦で敗れ、そのうえ股肱と頼む義弟とも生き別れた。

劉玄徳が大器として花開くには、しばらくの時間を要するか。
しかし、花開くその時、彼の義弟らがおらねば話にならぬ。

折しも今、劉玄徳とその義弟が、官渡の戦で互いが見えぬまま対峙している。
小生は袁紹に力を貸しつつ、彼らの再会を助けよう。
【戦況】
袁紹はついに宿敵・曹操との決着戦に挑む。決戦の地は官渡。
曹操軍は官渡城を中心にして守りを固めている。
敵の堅固な守りを打ち破り、袁家の威光を示せるか。
官渡城を攻め潰すため、進撃することになる。
敵には良将が多いが、各個撃破していけば問題はないだろう。
ただし、曹操が繰り出してくる奇策には注意を払わねばならない。
【クリア後/評定】
袁紹

曹操の野望、砕いてやったわ。名族の出と成りあがり者の差が出た戦であったな。
諸将の活躍も見事なものであった。

しょせん、下郎は下郎よ。名族に触れることすら許されないのだ。
諸将もそこのところを理解し、私に仕えるようにな。
4章 長坂の戦い(劉備軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

劉玄徳は義弟たちとの再会を果たし、さらに多くの勇士、知者を従えるに至った。
大器はいよいよ、乱世に翼を広げんとしている。

しかし今、曹孟徳が、総力をもって劉玄徳を討たんとしている。
やはり、あの者は劉玄徳が道を阻む最大の脅威であったか。

劉玄徳よ、軍師の指し示すとおり、まず江陵に向かい、孫仲謀と手を組むのだ。
小生も、微力ながら道を開く助けをしよう。
【戦況】
劉備軍は曹操軍の追撃に遭い、壊滅状態である。民を連れて逃げているため。進軍速度も遅い。
この絶望的な状況の中、民と劉備を江陵へと脱出させなければならない。

追撃の手はすぐそこまで伸びている。敵中で奮戦し、何としても劉備と民を逃がすのだ。
曹操軍の勢いを少しでも緩めるために、中立拠点を押さえるのが得策か。
【クリア後/評定】
劉備

曹操軍から逃げることができた。これも皆が命懸けで働いてくれたおかげだ。
私は本当に配下に恵まれているな。

だが、今後はこのような消耗戦は慎まねばならん。曹操も次は許してくれないだろう。
確固たる地盤があれば、まだ戦えるのだが・・・。
5章 赤壁逃亡戦(連合軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

劉玄徳は、孫仲謀と共に赤壁で曹孟徳を打ち破った。
これにより、乱世はこの三人が並び立つ次の局面に進むであろう。

劉玄徳の天下は三者対立の先にある。劉玄徳の軍師・諸葛孔明はそれを看破している。
彼もまた人の常を越えた才なのであろうな。

今、小生の眼前には炎上する曹孟徳の船団が広がっている。
曹孟徳に逃げざるをえまい。今ならば、彼は小生に耳わ貸すであろうか?
【戦況】
孫呉・劉備の連合軍は、赤壁にて曹操の大軍を打ち破った。
赤壁での敗戦が確実になった曹操軍は、体勢を立て直し、北へ逃げようとしている。
この機を逃がすわけにはいかない。

追撃を阻止するために曹操軍も必死の抵抗をみせるはずである。
曹操を逃がさぬように気をつけつつ、立ちはだかる敵将を撃破し、ときには回避し、何としても曹操を捕捉するのだ。
【クリア後/評定】
孫権

曹操軍を完膚なきまでに叩いた。逃げ惑う曹操の姿、滑稽だったな。
これで奴も、当分の間はおとなしくしているだろう。

だが、奴はきっと体勢を立て直し、再び我々の前に立つだろう。
それまでに、我々孫呉も今にも増して力を蓄えておかねばな。
6章 合肥の戦い(呉軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
劉玄徳は巴蜀の地に、拠って立つ国を得た。
だが、産まれたばかりの国は赤子同然。
曹孟徳が総力を注げば、崩れてしまうだろう。

そこで小生は、合肥の地で始まろうとしている
曹孟徳と孫仲謀の小競り合いに足を運び、孫仲謀に力を貸すことにした。

この戦、捨て置けば将器の差で曹孟徳が勝つ。
だが、小生の力で覆せば曹孟徳は疲弊する。
大徳が羽ばたくまでの時間を稼がねばな。
【戦況】
左慈

呉軍は合肥を攻め取るべく進軍を開始した。合肥城の防備は手薄。
援軍が来る前ならば、簡単に落とせるはずである。
合肥城に居座る曹操を撃退し、魏の要所を奪うのだ。
魏軍は拠点を利用して、こちらを足止めするだろう。
拠点を迅速に攻略して、敵の防備が手薄なうちに叩いておきたい。
魏軍に策を練る時間を与えてはならない。
【クリア後/評定】
孫権

よし、この地での主導権は我々が握った!
曹操を討つには至らなかったが、この結果は魏の将兵の心に強く焼き付いただろう。

この勢いに乗って曹魏に乗り込むか、協調路線を捨てて劉備を攻めるか、それとも・・・・・・。
次の一手、天下の行方を決めるものになるな。
7章 夷陵の戦い(蜀軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

合肥の戦の後、曹孟徳は世を去った。これで劉玄徳の最大の壁は消えた。
しかし時を置かずに、劉玄徳も義弟たちを相次いで失った。

劉玄徳は、義弟の死に際し高き志を捨てた。
義弟の仇である孫仲謀を討つべく夷陵に軍を進めたのだ。
私憤の戦とは、嘆かわしい・・・・・・。

しかし、劉玄徳はそれゆえに劉玄徳であるとも言えよう。
ならば小生は彼を信じ、今この一度のみ、彼の私憤に力を貸すとしよう。
【戦況】
劉備は孫呉に向けて、大規模な遠征軍を展開した。狙うは、孫権の首のみ。
怒濤の進撃を見せる蜀軍に対して、呉軍は夷陵の地に踏みとどまり、静かに陣を展開している。

敵陣の静けさが気になるところだが、勢いでは蜀軍が上回る。
戦場の東西から、呉の本陣に向かって攻め立てるのだ。
うまくいけば、一気に孫権を討ち果たせよう。
【クリア後/評定】
劉備

勝つには勝ったが、私の短慮のために、大きな犠牲を払うところであった。
仇である孫権も見失ってしまったしな・・・・・・。

ここは、いったん国に戻り、軍勢を立て直すのが吉であろう。
私も大義の意味をもう一度、見つめ直したい・・・・・・。
最終章 五丈原の戦い(蜀軍シナリオ)
【初期】
なし
【概況/初期】
左慈

天命は、私憤に曇った大徳を見放したか・・・・・・。
劉玄徳は地に倒れ、その後を劉公嗣が継いだ。
その器は小さく、もはや天下は望めまい。

一方で、曹孟徳の下で芽吹いた次代の大器は、天下に向けて着実に育ってきている。
彼の息子・曹子桓、そして、奇才・司馬仲達。

彼らが描く次の天下・・・・・・それは曹孟徳の天下に近いものであろう。
小生はそれを望まぬ者。五丈原にて彼らを討つとしよう。
【戦況】
蜀と魏の命運を懸けた決戦である。敵の軍師司馬懿は防備に専念する構えを見せている。
長期戦になっては、勝ち目はない。諸葛亮は戦の早期決着を目指そうとする。

遠征の身としては、一刻も早く敵陣に迫りたいところ。
ただし、攻めに気を取られ補給線の確保を怠るのは危険である。
補給線近くの敵の拠点はしっかりと攻略しておきたい。
【クリア後/評定】
諸葛亮

曹魏との決戦に勝利することができました。
司馬懿は、己の知に負けてしまったようなものです。哀れな最期でした・・・・・・。

三顧の礼より数十年、天下三分を経て、私の思い描いた天下に至りました。
これからの天下は、民が描くものとなりましょう・・・・・・。
【エンディング】
時は紀元2世紀末。
漢王朝の権威は地に堕ち、中国大陸は群雄割拠する戦乱の世を迎える。

自ら覇道を歩む者、大義を為そうとする者、信じる者のために戦う者、
数多の英傑が乱世に名乗りを上げ、そして消えていった・・・。

左慈、字は元放。盧江郡の人。

嘉陵郡の峨嵋山に入り、三十年の修行の末に神仙の術を記した「遁甲天書」を得る。
術を極めて山を降りた左慈は、乱世に遭遇した。

数多の群雄が覇権を巡り割拠する中、他より抜きん出ていたのは、曹操だった。
初め漢室復興を大義に揚げていた曹操は、中原を制すると新たな王朝の成立を目指すようになる。

一方、信義に背くことを拒み、あくまで漢室復興にこだわる者ももいた。劉備である。
左慈は斬新な曹操の思想を危ぶみ、劉備の徳こそが末永く平穏をもたらすものと考えた。

左慈は曹操の野望を挫き、劉備に天下を取らせようと動いたが、決着のつかぬまま曹操も劉備も世を去る。
それぞれの国、魏と蜀の君主の座を継いだのは、曹丕と劉禅だった。

曹丕は曹操以上に怜悧な人物で、曹丕に仕える司馬懿もまた狡骨な謀略家に見えた。
一方、劉禅は劉備ほどの徳はなかったが、それを支える諸葛亮は劉備の志を継ぐ者だった。

諸葛亮に賭けた左慈は、天下を蜀に委ねる。
しかし、その諸葛亮に先がないことを知ると左慈は嘆息して鶴に姿を変え、いずこかへと飛び去った。
その後、左慈を見た者はない。

この伝記は、後世まで語り継がれ、悠久のときを経た今では、無双の英傑として神のごとく称えられている。

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